吉野涼子展の展示風景です。
画廊入口から見て、正面と右側の壁面です。
左から、作品タイトル「孤独な対話」で、作品サイズ100(H)×80.5(W)cm、
「 list lessly 」で、30×30cm、
「大人げないヒト」で、32×41cm、
「ココ二イル」で、45.5×38cmです。
入口横右の壁面です。
「甘い感触」で、100×80.5cmです。
左の壁面です。
「オレンジ色の花」で、162×130.5cmです。
以上六点が画廊内の展示で、その他道路側ウィンドウに一点、芳名帳スペースに一点の展示があります。
作品はすべて、キャンバスに油彩です。
通常のご案内では作品を順に紹介していますが、今回はランダムに並べたものをご覧下さい。
「孤独な対話」 | 「 list lessly 」 |
||
「オレンジ色の花」 | |||
「ココ二イル」 | |||
「甘い感触」 |
「大人げないヒト」 |
動物、果物、花、そして人。
イノセント(邪気のない)な視線と、表現技術のバランスに優れた絵画です。
わたしたちは、(当たり前ですが)子供時代から年を取るごとに大人になっていきます。
大人になるにつれ、生きることの過酷さに直面します。
様々な経験を積み、やっと一人前になると、世界は少しずつ広がっていきます。
片方で、(矛盾するようですが)世界を見る眼は狭まってきます。
世界をイノセントに見る、視線を失ってしまいます。
子供時代に見た世界は、あれほど自由で、あれほど楽しく、哀しく、怖かった。
多分、重要なのは童心に帰ることではありません。
世界を自由に見ることです。
吉野さんの描く絵画のように、自由に見ることです。
ご高覧よろしくお願いいたします。