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「大胆不敵」と題された、三作家による画廊企画展です。
各作家の展示風景です。
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画廊入口から見て、左側の壁面。 綿引展子さんの展示です。 左から、 「無防備の水」51.5(H)×36.4(W)cm、 「ひっそりと気配がする」33.3(H)×24.3(W)cm、 「原形の全き不在のなぞ 存在しない」 194(H)×130(W)cm。 和紙にオイルパステルを使用。 その他、綿引さんの作品は芳名帳スペースに二点の小品が展示されています。 |
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正面の壁面。 佐藤梨香さんの展示です。 左から、 「サクランボ」41(H)×31.8(W)cm、 「サクランボ」41(H)×31.8(W)cm、 「工具、金網」130.3(H)×97(W)×3(D)cm、 「重機、金網」130.3(H)×97(W)×3(D)cm。 キャンバスに油絵具を使用。 その他、道路側ウィンドウに一点展示されていますが、これは後ほどご覧いただきます。 |
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右側の壁面。 内田かんぬさんの展示です。 左から、 「タンク」45(H)×45(W)×3.5(D)cm、 「コード」12(H)×12(W)×3.5(D)cm、 「家」130(H)×130(W)×3.5(D)cm。 パネルにアクリル絵具を使用。 |
それでは各作家の作品をピックアップでご覧いただきます。
綿引さんの作品からいってみましょう。
オイルパステルが厚塗りされた、発色の非常に美しい作品です。
大胆な構図と色使いです。
それに反するかのように(?)、繊細でデリケートな世界が描かれています。
大きな作品に描かれているのは「お地蔵さん」です。
タイトルが「原形の全き不在など 存在しない」。
次は佐藤梨香さんの作品です。
道路側ウィンドウに展示された作品。
「キティ、人形、金網」162(H)×130.3(W)×3(D)cm。
なるほど、上にキティちゃんがいますね。
左下には、人形=キューピーさんです。
金網もありますが、右の人物は?
少女のように見えますが、不思議の国のアリスでしょうか?
近づいて見ると、力を込めて描かれた筆跡が生々しいダイナミックな作品です。
躊躇がないというか、実に思いっきりの良い作品です。
しかし、面白い作品ですね。
工具や重機を描いたと思えば、キティちゃんにキューピーさん。
大胆ですが、奥深い世界に誘い込まれる作品です。
最後は内田かんぬさんの作品です。
「タンク」です。
トイレのタンクとパイプに見えますね。
日常の風景を意外なアングルから切り取り、フラットな面と強いコントラストで描写するのが内田さんの方法です。
無味乾燥とでも形容できる感情を排した描写法。
それでいながら、作品にはそれらのモノを見る作者の優しい視線も感じます。
言い換えてみれば、作者の感性です。
批評性と感性が奇妙に同居しているのが、内田さんの作品のユニークなところです。
さっとご紹介しましたが、作品の表情(画面の表面)を是非会場でご覧いただきたく思います。
三者三様でその方法論は著しく違いますが、現された作品世界にはどこか共通性があります。
それは・・・・。
ご高覧よろしくお願いいたします。
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