中野由紀子展
「障子、明け方か夕方か」
NAKANO Yukiko
中野由紀子展の展示風景です。
各壁面の展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の25点が展示室の展示で、その他小展示室に3点の展示があります。
作品はすべてキャンバスに油彩です。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端の作品です。
タイトル「ジグザグサボテン、障子」でサイズ242×333mmです。
左壁面、中央の作品です。
「窓際と植物、カーテン」で1,620×1,920mmです。
左壁面、右端の作品です。
「切花と障子、ひなげしと雑草とフェンス」で455×1,060mmです。
正面壁面、左端の作品です。
「波なみの網、カーテン、植物園」で1,167×910mmです。
正面壁面、中央、右端の作品です。
左は「ジグザグサボテンと椰子、障子」で273×220mm、
右は「窓際に植物と障子」で380×455mmです。
右壁面、左端の作品です。
「遠くの山、白い空、多肉植物」で380×455mmです。
右壁面、中央の作品です。
「みどりの支柱 」で1,620×1,920mmです。
右壁面、右端の作品です。
「ひなげしと雑草とフェンス、切花と障子」で455×1,060mmです。
入口横壁面、左側の作品です。
個々の作品はプライスリストをご覧下さい。
入口横壁面、右側の作品です。
個々の作品はプライスリストをご覧下さい。
<作家コメント>
生活の中や夢で見た気になる風景を、記憶を手繰り寄せながら浮遊感を感じさせる絵画作品を制作しています。
中野さんはかつて病気の時に部屋に閉じこもっていたことがあるそうです。
一週間ほど、ほとんど外に出ないで部屋の中で過ごしました。
一日中部屋で過ごすと、今が明け方なのか夕方なのかわらなくなる時もあったそうです。
恐らく、昼寝やウトウトしたりした後の覚醒時にそのような瞬間が訪れたのでしょう。
それが今回のサブタイトル「障子、明け方か夕方か」の意味です。
このような一時は誰もが経験している、不思議な時間です。中野さんは夢やおぼろげな記憶をもとに絵を描いてきました。
確かではないけれど、どこか印象に残っている風景。
それはその人にとっての原風景のようなものかもしれません。
だから懐かしさと愛おしさが入り交じったような、感慨が生まれます。明け方と夕方。
それは、ある意味で魔の時間です。
一日の始めと、一日の終わり。
生が生まれ死が訪れる、曖昧な交錯の時間です。
人が祈るのは、そのような時が経つ間です。シンプルな描写です。
線を中心にした、ドローイングのような軽さとリズムがある、中野さんの絵画。
スカスカのようでいて、想像力を喚起する風景の連続。
不連続な夢のようでもあり、いつも見ている事物のスライドショーのようでもあります。
それは不確かであっても、わたしたちの大切な現実に間違いありません。
ご高覧よろしくお願い致します。
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2019年藍画廊個展
2020年藍画廊個展
2021年藍画廊個展
会期
2022年5月23日(月)ー5月28日(土)
11:30ー19:00(最終日18:00)
会場案内