杉山悟展
「木」
SUGIYAMA Satoru
杉山悟展の展示風景です。
各壁面の展示です。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の12点(+ドローイング)が展示室の展示で、その他小展示室に1点(+ドローイング)の展示があります。
作品はすべてミクストメディアです。
作品の詳細をご覧下さい。
左側壁面、左端、左から2番目の作品です。
左はタイトル「アフリル」でサイズ410×318mm、
右は「りんご」で652×530mmです。
左壁面、左から3番目の作品です。
「春」で652×530mmです。
左壁面のドローイングです。
左壁面、右端の作品です。
「インディゴ」で318×410mmです。
正面壁面、左端、中央の作品です。
左は「夢」で727×606mm、
右は「夏」で727×606mmです。
正面壁面、右端の作品です。
「サイコセラピスト」で530×455mmです。
右壁面のドローイングです。
右壁面、左端の作品です。
「きもち」で727×606mmです。
右壁面、中央、右端の作品です。
左は「熾天使」で530×455mm、
右は「Leven」で530×652mmです。
入口横壁面、左端、右端の作品です。
左は「地球」で530×652mm、
右は「ともだち」で455×530mmです。
入口横壁面のドローイングです。〈作家コメント〉
生き続け、全ての悔恨もとうに剥がれ落ちても、なおのこる生のザラザラした手触り。
行為し、遂えた先の、楽しみ(企み)はそう、きっとピカピカに磨き育て上げたたなごころ。
見晴るかす、雨水を吸い上げ、すっくと立つ。今日。杉山さんの絵画に具体的なモチーフやモデルはありません。
白いキャンバスに無心で向い、最初の一筆を印します。
そこからイメージを膨らませ、次々に筆を走らせます。
次第に人やモノの姿が現れ、絵ができていきます。
その多くはポートレイト(肖像画)のスタイルをとっていますが、画面全体は混沌としていて、像は定かではありません。
なぜなら現れたビジョンは杉山さんの無意識の領域だからです。
わたしたちが意識的に秩序を与えた世界とは別の、未分化の世界の有様だからです。
意識は環境や教育で形成されていきます。
それを肯定しないと生き難いのは確かですが、視野をそこに限定してしまうと狭窄に陥ります。
つまり多様な観方で現実を対処することができなくなってしまいます。
考えてみれば、美術とは視野狭窄を防ぐトレーニングかもしれません。
意識と無意識を往復して、経験の洗い直しをする場所かもしれません。
そう思って見れば、杉山さんの絵画(とドローイング)には多くのヒントがあるのです。
ご高覧よろしくお願いします。
2015年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展会期
2019年4月22日(月)ー27日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内