根岸達江さんの昨年に続く個展です。
画廊入口から見た展示です。
作品はすべて、パネルに雲肌麻紙、岩絵具です。
一点づつ御紹介していきます。
入口から見て左の壁面です。
題名は「たまゆら」。
サイズは162.0×130.3cm。
正面の壁面の左側の作品です。
同じく「たまゆら」で、100.0×72.7cm。
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正面右側の作品。 小さな作品です。 「こもりず」で、29.8×21.1cm。 |
次は右側壁面です。
右側の壁面の作品。
「ささらき」で、112.0×162.0cm。
最後は右側(事務所裏側)の壁面の作品です。 これも小品です。 「たまゆら」で、33.5×24.4cm。 |
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以上で画廊内を一巡しました。
その他、芳名帳のある壁面に二点、通路側ウインドウに一点の小品が展示されています。
風景を描いた作品に見えますが、具体的な風景ではありません。
作品を観て感じたことを簡単に書いてみます。
わたしが森を見ているとしましょう。
わたしの眼と森の間には空気があります。
空気は見えませんね。
空気は見えないけれども、空気があることによって森が見えます。
見えないものと見えるものの錯綜した関係です。
描けない空気の層をあえて描く。
そこに作家の視点があるように思います。
題名も辞書で調べてみると、気配に関する意味があります。
又、根岸さんの作品を観ていると植物のイメージを喚起させられます。
これも具体的ではない、例えば植物のエネルギーのような、描くことの出来ないものです。
御高覧よろしくお願いいたします。
2002年10月7日(月)-10月12日(土)
11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内
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