オオワダノリコ展
OOWADA Noriko
オオワダノリコ展の展示風景です。
各壁面の展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の8点が展示室の展示で、その他小展示室に3点の展示があります。
作品はすべてカンヴァスに油彩です。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端と左から2番目の作品です。
左はタイトル「ひとりぼっちの王子様」でサイズ227×227mm(SM)です。
右は「ひ・の・ま・る」で227×227mm(SM)です。
左壁面、左から3番目と右端の作品です。
左は「青い世界の奥に、何があるのか知っている?」で227×227mm(SM)です。
右は「なんか、すごい話 聞いちゃった 」で227×227mm(SM)です。
正面壁面の作品です。
「2017-A」で803×803mm(S25)です。
右側壁面、左端の作品です。
「2017-C」で803×803mm(S25)です。
右壁面、右端の作品です。
「2017-B」で803×803mm(S25)です。
入口横壁面の作品です。
「とてもにぎやかな人と話したよ」で227×227mm(SM)です。〈作家コメント〉
キャンバスに油彩、筆を使わずベニヤのスキージーで描く。
そこには筆で描くような意図が完成しない、という完成形が生まれる。
何かが意図したように完成すること、私は最もそれを恐れる。
人の思い描く意図に完璧な姿などなく、なら初めからそれを期待しないほうがいい。
描かれる「完成形」は美しく、想像力を掻き立てる。
それがとても大切な事であると私は思う。等身大という言葉があります。
飾ったり、貶めたりしないしない、ありのままの姿のことです。
表現の主体である作家にとって、ありのままの自分で表現することは存外に難しいと思います。
自分を大きく見せようとしたり、また逆に技量不足から思うように自分を表現出来なかったり・・・・。
オオワダノリコさんの絵画を見ていると、「ああこれは等身大の表現だな」と感心します。
実に自然に自分が表れている。
無理なく、思うところが絵になっている。
技術も過不足なく、技巧に走しることもありません。
絵は調和の取れた抽象画です。
絵画の具象、抽象の区分けは既に無効になっていますが、あえて抽象画と形容したくなるほど安定した色調の画面です。
美術作品は過剰であったり、破綻があったりしますが、調和も大切な要素です。
著しい色相の相違や明暗のコントラストがありながら、それが無理なく同居する様(さま)の絵画。
多様であっても、しっかり調和(ハーモニー)の取れた画面です。
作品とは、ある意味作家が自身を見る鏡です。
今、オオワダノリコさんは画廊で鏡を見ています。
そしてそこから次の一歩が始まります。
当然、等身大は更新されて、次の等身大が形作られていきます。
それが、とても楽しみです。
ご高覧よろしくお願い致します。2011年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展会期
2017年10月2日(月)ー7日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内