藍 画 廊


神山一美展
KAMIYAMA Kazumi


神山一美展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の28点(ペインティング14点、ドローイング13点)が展示室の展示で、その他小展示室に5点、事務室壁面に2点の展示があります。
ペインティングは和紙に岩絵の具、墨、水彩で、ドローイングは洋紙に水彩です。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「森に棲む 1」でサイズ1620×1620mm(S100)です。



左壁面、中央の作品です。
「森に棲む 2」でサイズ1620×1620mm(S100)です。



左壁面、右端の作品です。
「春の野で」で1940×1303mm(F120)です。



正面壁面の作品です。
「時の森」で2273×1818mm(F150)です。



右側壁面、左端の作品です。
「海底庭園 2」で2273×1818mm(F150)です。



右側壁面、右端の作品です。
「綾」で1940×1303mm(F120)です。



入口横壁面の小品とドローイング作品です。
小品は650×500mmが7点で、ドローイングは550×400mmが7点、390×270mmが6点です。


〈作家コメント〉

遠くから川の土手を見ると緑一色に見える。
近づくと、個々の植物のフォルムが見えてくる。
植物のたくましさや頼りなさ。
俯瞰で見た時の静けさ。
そして命の循環。
遠い視点と近い視点を行き来しながら制作している。

神山さんの絵画にはほとんど隙間がありません。
ビッシリと植物が描かれています。
展示も壁面にビッシリ。
その過剰とも言える描画と展示には、どこか作者の意気込みが感じられます。

美術とは何かという問には、いろいろな答えがあります。
その一つに、世界の謎への探訪があります。
「世界はどうなっているか?」という謎に対するアプローチです。
神山さんは植物を手掛かりに、その問に挑んでいます。

キーになるのは、植物の生命力です。
雑草など見れば分かるように、その繁殖は過剰です。
ちょっとした土壌があれば、どこにでも根を下ろします。
しかし雑草が単独で芽を出すわけではありません。
幾多の条件があって、初めて生命が生まれるのです。

条件とは複雑な生態系のリンクに加わることです。
大気と植物と動物と微生物とが作り出す、ミクロでマクロな生態系のリンクです。
その環の中には当然ヒトもいて、神山さんはそこに生命の不思議を見ます。
そして、それを絵画という形式で表現します。
糸口は植物で、その先には生態系の宇宙が広がっています。
その過剰とも思える営みが、世界の本体かもしれません。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2011年藍画廊個展

会期

2017年1月24日(月)ー29日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内