藍 画 廊

阿部尊美展
intangible
ABE Takami



阿部尊美展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の16点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品はすべてインクジェットプリント、ラミネート加工です。
作品を1点ずつご覧下さい。



左壁面、左端上と下です。
左はタイトル「intangible#1」でサイズ325(H)×448(W)mmです。
右は「intangible#3」で325×448mmです。



左壁面、左から2番目の上と下です。
左は「intangible#2」で325×448mmです。
右は「intangible#4」で325×448mmです。



左壁面、左から3番目の作品です。
「intangible#5」で325×448mmです。



左壁面、右端の上と下です。
左は「intangible#6」で325×448mmです。
右は「intangible#7」で325×448mmです。



正面壁面、左端の作品です。
「intangible#8」で423×622mmです。



正面壁面、右端の作品です。
「intangible#9」で325×448mmです。



右壁面、左端の作品です。
「intangible#10」で423×622mmです。



右壁面、左から2番目と3番目の作品です。
左は「intangible#11」で325×448mmです。
右は「intangible#12」で325×448mmです。



右壁面、左から4番目と右端の作品です。
左は「intangible#13」で325×448mmです。
右は「intangible#14」で325×448mmです。



入口横壁面、左端と右端の作品です。
左は「intangible#15」で325×448mmです。
右は「intangible#16」で325×448mmです。


〈作家コメント〉

身近な物に手で触れることのできる日常の生活。
その片隅に、手の届かないところで何かが大きく動いていく漠然とした感覚が常にあります。
「リアリティ」の不可解さとともに、現在の日常の中に潜む不安感に焦点を当て、写真により今回の展示を構成したいと思います。


ステンレスキッチン
台の上に置かれた食器と水滴。
絵画で言えば静物画のような写真作品です。
一見するとコンポジションに力点を置いた作品のようですが、制作の意図は食器やステンレスに映り込んだ情報にあります。
よく見ればそこには様々なモノが映り込んでいます。
多くは新聞記事や阿部さんが写した画像です。

キッチン台と食器で想像されるのは食事です。
食事は、わたしたちの日常生活そのもので、時間の区切りともなるような行為です。
その日常生活はいつ頃か社会とは切り離されて存在します。
わたしたちは口に入るモノ(食物)の出自とはほぼ無縁に摂取しています。
それがどこで作られ、どんな加工を施され、どこの流通を経てキッチンに届くか。
簡単な表示はあっても、深く考えることなく、社会性を失った食事は食事として完結します。

阿部さんの作品は(そんな食事に代表される)日常に焦点を当てたものです。
リアルな日常を取り戻すための表現です。
キッチン台や食器に映り込んだ情報はとてもカラフルです。
社会とはこれほどまでに色彩に溢れているのでしょうか。
モノクロームの金属の冷たさとは対照的な色彩の輝きに目を見張ります。
写真作品でありながら、絵画的要素の強い作品と感じました。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

作家Webサイト

2013年藍画廊個展


会期

2015年10月26日(月)ー31日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内