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藍 画 廊


土居隆範展


土居隆範展の展示風景です。
画廊入口から見て、正面と右側の壁面です。



左は「between 0305」で、サイズは102.9×145.6×7.6cm。
右は「between 0302」で、102.9×72.9×7.7cm。



入口横右の壁面です。
「between 0304」で、59.4×126.1×6.5cm。



左側の壁面です。
「between 0303」で、118.7×84×7cm。

以上が画廊内の展示作品で、その他に道路側ウィンドウに一点展示されています。
(「between 0301」、59.3×42×6.5cm。)
作品はすべて、合板に油絵具とヒモを使用しています。

ここで、土居さんの作品の構造について説明します。
まずヒモを張った合板に油彩で風景を描きます。
今回はモノクロームで、風景が成り立つギリギリの具象です。
ですから風景というより、描かれたのは「奥行き」といった方が良いかもしれません。
その後画面を縦にマスキングして筆で上から下に描き下ろします。
すると水平に等間隔に張られたヒモの為にその部分は掠れます。
マスキングを剥すと、元の画面と掠れた部分に分れます。




「between 0305」で見ると、元の画面が二本の白い帯の部分です。
そこをマスキングして筆で描き下ろしたのが、その他の部分。
今回はもう一度マスキングして描いています。
黄色い二つの方形がそれです。
(つまり二つの方形以外をマスキングして、描きます。)



「between 0303」です。
こちらも二本の縦の白い部分が元の画面で、そこをマスキングして描いたのがその他の部分。
もう一度方形の部分以外をマスキングして、黄色で描いています。

奥行きのある風景と目を止めてしまう面、そこからもう一度奥行きと面に区切る。
土居さんの作品は、絵画であるのと同時に絵画の成り立ち(人の視覚)についての思考です。


2001年藍画廊個展
2002年藍画廊個展


会期


2003年11月24日(月)-11月29日(土)


11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内



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