小野里和子展の会場風景です。
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画廊入口から見て、正面と右の壁面です。 サイズは左から、 100×100cm、 73×73cm、 117×117cm。 左の作品はパネルに綿布、油絵具、蜜蝋、顔料を使用。 中央と右はキャンバスで同上を使用しています。 |
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次は右と入口横右の壁面です。 左は上で紹介しましたので、中央から右に向かって、 60.6×60.6cm、 73×73cm。 同じくキャンバスに油絵具、蜜蝋、顔料を使用しています。 |
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左の壁面です。 左から、 60.6×60.6cm、 120×120cm、 41×41cm。 中央の作品がパネルで、左右の作品はキャンバスを使用しています。 油絵具と蜜蝋と顔料は共通です。 本展は以上の八点の平面で構成されています。 |
前回個展と同じく、作品はすべて正方形でブルーの平面です。
油絵具、蜜蝋、顔料を用いた手法もほぼ同じです。
違っているのは、ブルーの中に描かれたモノです。
左壁面の中央の作品です。
作品のブルー、これは水をモチーフにしているそうです。
周りのグレーは石とか堅い土を現しています。
石の床に掘られた水溜まり。
水溜まりの深い深い底。
地球の裏側に通じているのかと思われるほど深い底。
その深い底に微かに見える光。
作品のお話を小野里さんから聞いて湧いた、わたしのイメージです。
正面壁面の左の作品です。
石(土)と水。
宇宙から見た地球は、何時間見ても見飽きない美しい星だそうです。
星の表面の多くは水で、宇宙の闇の中でその水の青さが眼に焼き付くそうです。
宇宙から見た地球は水の星です。
水の中で微かに見える光。
それは、小野里さんにとって大切な何かかもしれません。
もしかしたら、小野里さんが(わたし達が)今まですっかり忘れていた大切な何かかもしれません。
水に入って、その何かを探る旅がここから始まるのかもしれません。
ご高覧よろしくお願いいたします。
前回藍画廊個展
会期
2003年9月22日(月)-27日(土)
11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内
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