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「浮かぶ絵画」


現在iGallery DCは亀山尚子展を開催しています。
展示の様子はこちらでご案内しています。
ギャラリー内の撮影が済んで、カメラを持ったまま、外の空気に触れたくなって表の駐車場に出てみました。
iGallery DCの入口側はすべてガラス張りになっています。
少し離れてみるとガラスの表面に外の風景が映り、錯覚で、展示してある絵画が景色の中に浮かんでいるように見えます。

その映像が面白かったので、何枚かシャッターを切ってみました。



表の駐車場に駐めてあった銀色のボディのクルマと、表の風景と、絵画が混じり合っています。
手前の楕円の黒い物体は室内の椅子で、その前には木のテーブル。
植物をモチーフにした亀山さんのグリーンの絵画の横には、偶然、本物のピンクの花が映っています。



これは入口から見て右側壁面方向をガラス越しに写したものです。
ギャラリー内部と屋外が渾然一体としていて、区別がつきませんね。
駐車場にはプレハブの倉庫と蔦の絡まった塀があります。
蔦も植物ですが、この画像では、同じく植物をモチーフにした亀山さんの絵の中に蔦が入り込んでいます。

それにしても、亀山さんの絵画は瑞々しくて、景色の中に浮かんだ絵画の美しさは格別です。
光とガラスが生んだ、幻想的なシーンです。



これは最初の画像からもう少し左に振って撮影したものです。
ギャラリーの左側壁面の作品が浮遊しています。
クルマの後ろは隣家と、少し離れたところに建つ大きなマンションです。

このような重層的なイメージは、どこに目の焦点を合わせるかによって、見え方が違ってきますね。



今度は、道路側のホテルと民家、駐車場に、ギャラリー内部のカウンターと椅子、そして亀山さんの絵画が溶け込んだ画像です。
右端の不可解な物体は、不覚にも、ガラスに映ってしまった撮影者のわたしです。


亀山尚子展、好評です。
好評につき、多くの方に見ていただきたいと思います。
それで実は、今回の更新は展覧会のプロパガンダ(広報、宣伝)です。
申し訳ありません。
でもお出でいただければ、きっとご満足をいただけると確信しています。
よろしくお願いいたします。