iGallery DC

I

タナベルン展
TANABE Run

タナベルン展は16点の絵画と1点の立体作品で構成されています。
展示風景をご覧下さい。



作品の詳細です。



画廊入口から見て、入口横壁面の作品です。
タイトル「海だったりする」(板、ジェルメディウム、アクリル絵具)でサイズ145×155×20mmです。



左壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は上から「no.4,no3,no.1,no.2」(木片、ジェルメディウム、アクリル絵具)、
右は「無題」(パネル、布、白亜地、ジェルメディウム、ポスカ、アクリル絵具)で220×273mmです。



左壁面、左から3番目、右端の作品です。
左は「駐車場」(キャンバス、ジェルメディウム、アクリル絵具)で410×320mm、
右は「高速道路上」(パネル、布、ジェルメディウム、アクリル絵具)で410×320mmです。



正面壁面、左端の作品です。
「本棚のむこう」(パネル、ジェルメディウム、アクリル絵具)で500×727mmです。



左壁面、右端、エアコン下の作品です。
左は「向かいの家」(パネル、ジェルメディウム、アクリル絵具)で220×273mm、
右は「無題(ver.2)」(パネル、ジェルメディウム、ポスカ、アクリル絵)で242×333mmです。



右壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は「#ズーム#青」(パネル、布、ジェルメディウム、アクリル絵具)で300×300mm、
右は「とびだしてる4」(パネル、ジェルメディウム、アクリル絵)で300×300mmです。



左壁面、左から3番目、4番目の作品です。
左は「これからだんだん暗くなる」(パネル、布、ジェルメディウム、アクリル絵具)で300×300mm、
右は「今日は天気が良い」(パネル、ジェルメディウム、アクリル絵具)で300×300mmです。



左壁面、左から5番目、右端の作品です。
左は「2階から」(パネル、ジェルメディウム、アクリル絵具)で300×300mm、
右は「くつした」(靴下に刺繍)で220×170×40mmです。

<作家コメント>
机に向かいながら手を無心で動かし、なんだかよくわからないものを作っています。
劇的に変化していくこの日常のなかで、一見無駄でよく分からないものを必死に作っている時間の大切さを実感します。

タナベさんの作品のモチーフは風景です。
日常のふと気になった風景をカメラで切り取り、それを基に絵を作っていきます。
パネルに布、キャンバスを貼り、アクリル絵具、ポスターカラーで描画していきます。
特徴的なのはジェルメディウムの使用です。
描画ごとにジェルメディウムを塗って層(レイヤー)を作り、その重なりで絵を仕上げていきます。
つまり、アニメのセル画の重なりのような透明なジェルメディウムの層で絵は成り立っています。

ジェルメディウムとは、水に溶ける性質を持つアクリル樹脂系のメディウムで、アクリル絵具のツヤ出しや盛り上げ、透明感などの調整で利用されている素材です。
それが何層にも重なっているので、絵は物質感が強く、クリアな光沢あるモノとしても存在しています。
絵の詳細を見ると、細かな線の集合として風景が描かれています。
細い筆を使って、手数(てかず)で描いている印象です。
それはタナベさんの刺繍の作品に似ていて、あたかも糸を縫うように画面は無数のライン(線描)で構成されています。

絵は風景の気になった部分を大切にしながら、頭ではなく、手で思考=試行しながら進んでいきます。
一面を描いたらジェルメディウムを塗り、また一面を描いてジェルメディウムを塗る。
それがタナベさんが見つけた自分の方法であり、それが又今の時代に相応しい絵画になっています。
簡単なようでいて難しいことをサラリとやってのけているのは、若さの特権かもしれませんが、期待大の作家には間違いありません。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2018年iGallery二人展
2019年藍画廊個展
2020年藍画廊個展

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タナベルン展
会期:2020年12月3日(木)〜12月20日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜18:00


会場アクセスと展覧会スケジュール