藍 画 廊

内田かんぬ
UCHIDA Kannu


内田かんぬ展
の展示風景です。




各壁面の展示です。




画廊入口から見て、左側の壁面です。




正面の壁面です。




右側の壁面です。




入口横の壁面です。

以上の25点で内田かんぬ展は構成されています。
作品のうち、ベニヤパネルの作品はアクリルガッシュ、ジェルメディウム、ジェッソ、綿布、紙の作品はアクリルガッシュ、ジェルメディウムを使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。




左壁面、左側の複数の作品です。
左から、タイトル「今日の小学生 '18 」でサイズ15.3×22cm、
「今日の小学生 '19」で21×29cm、
「今日の小学生 '20」で36.5×51.4×2cm、
「今日の小学生 '18」で21×26cm、
「今日の小学生 '18」で16.8×18.7cm、
「遊ぶ小学生」13.2×18.7cm、
「今日の小学生 '18」で21× 19.2cmです。



左壁面、右側の2点です。
左は「床に座る小学生」で91×91×3.5cm、
右は「不思議な玉 2021 」で45×45×3.5cmです。




正面の壁面の作品です。
「ふた(サンテン)」で145×145×3.5cmです。




右壁面、左端の作品です。
「北山公園の小学生 2021 」で80×80×3.5cmです。




右壁面、左側の複数の作品です。
左から、「子供時代 2」で18.2×25.5cm、
「子供時代 1」で14.7×20.9cm、
「つつじと小学生」で13.6×20.9cmです。




右壁面、中央の作品です。
「月曜日の小学生」で91×72.7×2.7cmです。




右壁面、右側の複数の作品です。
左から「傘を持つ小学生」で21×29.4cm、
「ランドセル」で11×16.2cm、
「今日の小学生 '17」で14.3×17.7cm、
「今日の小学生 '18」で17.8×20.5cm、
「登校」で10.7×15.8cm、
「月曜日の小学生」で14.8×21cm、
「今日の小学生 '20」で13.5×18.9cm、
「氷を見る小学生」で11.4×18.2cm、
「虫かご」で12.5×18.2cmです。



入口横壁面、左端、右端の作品です。
左は「今日の小学生 '20」で36.4×51.5×2cm、
右は「工作を箱に詰める小学生」で51.5×72.8×2.5cmです。

〈作家コメント)
ちょっとびっくりするくらい重たいランドセルを背負い、色とりどりの工作バッグや上履き袋を持ち、雨の日には目立つ色のジャンプ傘を差して毎日出かけて行く小さい人を見ていたら、無性に描きたくなりました。

内田さんの絵画はモノを超クローズアップして、通常の見え方に揺さぶりをかけるものでした。
今回も正面壁面の大作は小さな目薬の蓋を巨大にしたものです。
大きくすると同時に、フラットな描画でモノの存在感を変え、内田さん特有の絵画に仕上げています。
(フラットな描画法は、美大時代に日本画を学んだことがうまく活かされています。)

しかし今回は子供の人物画が大半、どうしたことでしょうか。
内田さんに話を聞くと、元々機会があったら人物を描いてみたいと思っていたそうです。
結婚して出産し、ある時我が子を眺めていたら、その持ち物や服装、装身具の色彩や柄のチグハグさに興味が行きました。
それをスケッチすると、人物画が出来上がっていました。
そこから子供をモチーフとした内田スタイルのポートレイトが始まりました。

ポートレイトは壁面ごとにシチュエーションが違います。
ゲームや本に夢中の子供、戸外の子供(実子以外あり)、登校時の子供、何かをしている子供など、バラエティに富んだ肖像が並んでいます。
サイズの違いやマテリアル(素材)違いもあって、見ていて飽きません。

昨今のインスタなどには子供やペットのポートレイトが大量にアップされていますが、それらの基本は愛情です。
それは微笑ましくもありますが、押し付けがましさも感じます。
内田さんのポートレイトは美術作品なので、それらと根本的に異なります。
もちろん愛情はありますが、対象との距離間には美術家として力量、矜恃があります。
そしてここが最大の違いなのですが、ポートレイトであっても、人物を中心に描いてはいないのです。

わたしたちは人物が描かれていると、ついその人を見てしまいます。
内田作品では、人物に纏わるもの=持ち物や服装、装身具のカラフルな色合いや柄の不調和なぶつかり合いが、人物の動きやポーズと互角になっています。
そこに気がつけば、今までのモノ(ブツ)中心の内田作品と同じテイストで、見る楽しさは同じです。
しかしまぁ、なんとも楽しいポートレイトでしょうか、その視点、視線のユニークさには改めて脱帽です。
暗いニュースの多い年始ですが、藍画廊には明るさが溢れています。
是非、眼を遊ばせて下さい。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2001年藍画廊個展
大胆不敵展(内田かんぬ/佐藤梨香/綿引展子)
2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展

会期

2021年1月12
日(月)ー23日(土)
日曜休廊
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内