畠山康子展
HATAKEYAMA Yasuko


畠山康子展の展示風景です。



各壁面の展示です。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の17点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品はすべてキャンバスにアクリル、水干絵具を使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左はタイトル「2019-8」でサイズ455×380mm(F8)、
中央は「2019-3」で500×652mm(P15)、
右は「2019-7」で727×500mm(M20)です。



左壁面、左から4番目、5番目、右端の作品です。
左は「2019-6」で727×530mm(P20)、
中央は「2019-12」で727×500mm(M20)、
右は「2019-11」で410×318mm(F6)です。



正面壁面、左端の作品です。
「2019-10」で727×530mm(P20)です。



正面壁面、中央、右端の作品です。
左は「2019-2」で894×1303mm(P60)、
右は「breathe」で652×500mm(P15)です。



右壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は「2019-4」で652×500mm(P15)、
右は「2019-1」で970×1620mm(M100)です。



右壁面、左から3番目、右端の作品です。
左は「ヒフコキュウ」で727×530mm(P20)、
右は「breathe」で727×500mm(M20)です。



入口横壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は「2019-13」で333×220mm(F4)、
右は「2019-9」で455×380mm(F8)です。



入口横壁面、左から3番目、右端の作品です。
左は「2019-5」で727×530mm(M20)、
右は「breathe」で652×500mm(P15)です。

 

<作家コメント> <コキュウ>
私のまわりの空気には、目に見えない無数の生き物が在る。
私が呼吸をすると、無数の生き物たちが、私の体内に入り、そして出ていく。
私の体内にも、無数の生き物たちが、見たことのない形で、在る。
それは、どんな色をしているだろう。

畠山さんの作品を大別すると、ソフトな色合いで緩やかな印象の中小の作品、力強いタッチで具象的な大作になります。
いずれもコメントにあるような目に見えない無数の生き物を描いています。
大きな作品では、布を丸めて、その生き物に近いカタチに造形したものを描いているそうです。
その他の作品の多くは特定のモチーフはありません。

絵画は目に見えるものだけではなく、見えないものを描くメディアです。
写真の発明以降は後者の役割が大きくなっていきました。
畠山さんの描く、空中にも体内にもあって、しかも出入りしている目に見えない無数の生き物。
それはどんなものでしょうか。
少し考えてみました。

それは恐らく、人の生に不可欠なもののような気がします。
生き物ではありませんが、<気>のようなものに思えます。
呼吸とは<気>が出入りして、人を活性化(元気に)します。
<気>が滯ると、気が滅入って、心身に影響が出ます。
そんな<気>のような生き物。

あるいは、本当に微性な生き物かもしれません。
超高性能な顕微鏡でも見ることができない、しかし、実は人の生存に影響を与える微生物かもしれません。
そう思って畠山さんの絵を見ていると、その生き物が人と共生している様子に見えてきます。
何れにしても、生き物は自然界を形成する要素で、人と親和性の高いもののようです。

抽象的に描く無数の生き物と具象的な生き物のカタチ。
この両面で展示は構成されていますが、今後のそのバランスがどうなるか。
その変化も見てみたい、楽しみな絵画です。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト



会期

2019年11月4日(月)ー9日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内