藍 画 廊


森岡葉子
MORIOKA Yoko


森岡葉子展の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。



以上の16点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品はすべてキャンバスに油彩で、壁面下部のドローイングは紙、透明水彩、ボールペンを使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端と左から2番目の作品です。
左はタイトル「海 No.3 –宇宙-」で530×652mmです。
右は「海 No.73 –もやの春-」で530×652mmです。



左壁面、左から3番目、4番目、右端の作品です。
左は「海 No.44 –ブルー一色-」で530×652mmです。
中央は「海 No.90 –ピンクの「つ」-」でで455×652mmです。
右は「海 No.79 –春の海-」で530×652mmです。



正面壁面、左端と中央、右端の作品です。
左は「海 No.77 –紫の波-」で727×606mmです。
中央は「海 No.83 –揺れる太陽-」で727×606mmです。
右は「海 No.78 –青い海、オレンジの空-」で727×606mmです。



右側壁面、左端と左から2番目、3番目の作品です。
左は「海 No.43 –ブルー/オレンジ-」で530×652mmです。
中央は「海 No.61 –雨-」で530×652mmです。
右は「海 No.13 –明るい珊瑚礁-」で530×652mmです。



右壁面、左から4番目と右端です。
左は「海 No.86 –なるめ 4 色-」で606×727mmです。
右は「海 No.5 –パラソル-」で530×652mmです。



入口横壁面、左端と中央、右端の作品です。
左は「海 No.32 –炎-」で530×652mmです。
中央は「海 No.84 –大きな口-」で530×652mmです。
右は「海 No.41 –半円の空-」で455×606mmです。



画廊をグルっと一周するように貼付された、壁面下部のドローイング(部分)です。

<作家コメント>

東日本震災後、三陸を訪ねた。
その日、津波の傷痕は生々しかったが、海は穏やかに広がっていた。
「この海とつきあってゆこう。やはり私は、きれいな海を描くしかない」

画廊の壁面に並べられた17点の絵画、いずれも海の水平線を中心に描いたものです。
壁面下部の多数のドローイングも水平線を繋ぐようにして展示されています。
森岡さんの今回のモチーフは海で、これは以前からシリーズとして発表されてきた仕事です。
画面にあるのは海と空、唯それだけですが、その多様で多彩な表現が面白い。

海をモチーフにした作品は数え切れないほどあります。
しかしそれらに埋もれることなく、森岡さんの海は個性的。
海と向き合う姿勢がピュアで、絵に姑息な計算が見られません。
技術的に特筆するものはありませんが、それが逆に強みになっています。
絵画に対するパッションがストレートに表れているからです。

海沿いで育った森岡さんにとって、海は原風景です。
そしてヒトにとっても、海は原風景です。
ヒトは海で生まれ、陸に上がった生物だからです。
その二つが作品の中で無理なく混ざり、個でありながら広がりのある風景になっています。

前述したように、描かれているのは海と空。
しかしそれを現しているのは光です。
光こそもう一つの主役で、海と空に豊かな表情を生み出しているのです。
シンプルな構図にも関わらず、ドラマがあるのは光の功績です。
これは海の絵画であると同時に、光をテーマにした絵画ではないでしょうか。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

2015年藍画廊個展

2018年4月9日(月)ー14

日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内