藍 画 廊


横手美千子
柚子
 YOKOTE Michiko


横手美千子展の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の10点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品はすべてカンヴァスに油彩です。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端と左から2番目の作品です。
左はタイトル「湯に浮かぶ三ツ星」でサイズ180×180(S0)です。
右は「湯に浮かぶ六連星 」で180×180(S0)です。



左壁面、左から3番目、4番目と右端です。
左は「湯に浮かぶ後星2 」で180×180(S0)です。
中央は「湯に浮かぶ五角星 」で180×180(S0)です。
右は「湯に浮かぶ青星 」で180×180(S0)です。



正面壁面の作品です。
「湯に浮かぶ冬銀河」で1602×1303(F100)です。



右壁面、左端の作品です。
「湯に浮かぶ三日月」で606×606(S12)です。



右壁面、中央と右端です。
左は「湯に浮かぶ鼓星」で606×606(S12)です。
右は「湯に浮かぶ後星」で606×606(S12)です。



入口横壁面の作品です。
「湯に浮かぶ錨星」で606×606(S12)です。

〈作家コメント〉
十二月、柚子湯に入って風邪知らず。
湯に浮かぶ柚子はぷかぷかと位置を変える。
その黄色いドットの集まりは三日月にも、
或いは他の何かにも見立てられる。
イメージを変換、代用する少しの余裕を持って暮らしたい。

横手さんの前回個展は梅雨時で、それに合わせたかのような梅の絵と梅酒の絵。
しかしそれは偶(たまたま)ではなくて、今冬は柚子湯の連作で登場です。
冬の寒い夜、柚子湯は温まりますね。
旬の絵画というか、花鳥風月というか、風雅な遊びです。

今時はインスタ映えが流行りです。
そんな景色を求めて諸兄姉があちらこちらと出掛けます。
ま、それはそれで結構ですが、もっと日常に目を向けては如何でしょうか。
お風呂に柚子を浮かべて、冬の星座に見立てたり、月に見立てたり。
最後にはありったけの柚子を浮かべて、冬の銀河。
とってもリッチで、とっても優雅で風流じゃないですか。

現代はなぜか毎日が忙しくて、追われるように日々が経ちます。
のんびり空想に耽るという時はなかなか持てません。
意外にも、生きている実感はそのような無駄な行為の中に潜んでいます。
昔の日本人はそれを知っていて、生活の中で遊んだんですね。
だからやっぱり冬は柚子湯で、便利でインスタントなバスクリンは野暮なんです。
何せ、お星さまやお月さまで遊べませんから。

柚子湯という着目点、良いですね。
技術、充分ですね。
説得力有ります、なかなかです。
このまま続ければ、もっともっと面白い絵画が誕生しそうです。
やっぱり絵画はこうでなくちゃダメですね。
楽しくて、美しくて、しかも風邪知らず。
心身の健康に宜しい、柚子湯の絵でした。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

2016年藍画廊個展

会期

2017年12月11日(月)ー16日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内