藍 画 廊


横手美千子展
YOKOTE Michiko


横手美千子展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の12点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品はすべてキャンバスに油彩です。
作品を1点ずつご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「残るもの」でサイズ910×910mm(S30)です。



左壁面、中央と右端の作品です。
左は「増えるもの」で910×910mm(S30)です。
右は「梅雨」で910×910mm(S30)です。



正面壁面、左端と右端の作品です。
左は「仕分け」で910×910mm(S30)です。
右は「流れ」で910×910mm(S30)です。



右壁面、左端の作品です。
「それまでの間1」で910×910mm(S30)です。



右壁面、中央と右端の作品です。
左は「それまでの間2」で910×910mm(S30)です。
右は「それまでの間3」で910×910mm(S30)です。



入口横壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「巡1」で180×180mm(S0)です。
右は「巡2」で180×180mm(S0)です。



入口横壁面、左から3番目と右端の作品です。
左は「近いもの2」で180×180mm(S0)です。
右は「順番」で180×180mm(S0)です。

〈作家コメント〉

なんとなく季節が感じ取りにくい日々かもしれないけど、
時間が足りないと嘆いたり、暇をつぶしたりしてる間にも
確実に時間が過ぎている。
旬のものを意識して少しでも今をみつめるきっかけになればと思う。

時間は知らない間に過ぎていきます。
元に戻ろうとしても、過ぎ去った時間は帰ってきません。
せめて時間の経過を実感しようとしても、なかなか手立てがありません。
そこで横手さんは考えました。
青い梅が梅酒となって、飲まれて無くなっていくまでを描いてみようと。

青い梅が熟して赤くなる過程は抽象画です。
梅は丸い円で、色が微妙に変わっていきます。
ただそれだけの絵ですが、何か楽しいですね。
コロコロと楽しく進行しています。

そこに突然梅雨の描写。
この辺りの進行に、横手さんらしさ、若くて新しい表現があります。
しかし梅雨とは、梅の雨。
梅の熟する頃に降る雨のことを言うそうです。
展示の時期とほぼ重なって、タイムリーな表現になっています。

後半は梅酒作りと、それが減っていく過程(飲んでいく過程)の描写です。
絵になりそうもない題材ですが、ちゃんと絵になっている。
時期を経て、梅酒を飲みながら語り合ったり、一人で静かに飲んだり、そんな姿が目に浮かびます。
絵と絵の間にも、時間が描かれています。
紙芝居のような展開です。

最後は個々の時間の経過でしょうか。
梅の成長過程が可愛らしい絵画になっています。
正方形で纏められた、梅が主人公の時間。
一枚一枚を見ても良し、自分で勝手に物語を構成しても良し。
過ぎ行く時の愛おしさを存分に味わって下さい。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

会期

2016年5月30日(月)ー6月4日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内