藍 画 廊


神谷由美展

KAMIYA Yumi


神谷由美展の展示風景です。



各壁面の展示を ご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の23点が展示室の展示で、その他小展示室に4点の展示があります。
作品は麻布、日本画材、及び着物帯生地を一部の作品に使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。



左側壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左はタイトル「シャンデリア」で727×727(S20)です。
中央は「5 月ノひ no.2」で727×727(S20)です。
右は「5 月ノひ」で727×727(S20)です。



左壁面、左から4番目、右端の作品です。
左は「掛軸作品<女の子no.1-ONNA NO KO>」です。
右は「掛軸作品<女の子no.2-ONNA NO KO>」です。



正面壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「バラ」で380×455(F8)です。
右は「掛軸作品<女の子no.3-ONNA NO KO>」です。



正面壁面、左から3番目と右端の作品です。
左は「掛軸作品<女の子no.4-ONNA NO KO>」です。
右は「a light wind no.3」で727×500(M20)です。



右壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左は「バラのアーチ」で220×273(F3)です。
中央は「掛軸作品<女の子no.6-ONNA NO KO>」です。
右は「掛軸作品<女の子no.7-ONNA NO KO>」です。



右壁面、左から4番目、5番目の作品です。
左は「掛軸作品<女の子no.5-ONNA NO KO>」です。
右は「掛軸作品<女の子no.8-ONNA NO KO>」です。



右壁面、右端上下の作品です。
上は「rolled flower -yellow-」で158×227(SM)です。
下は「黒いダリア」で158×227(SM)です。



入口横壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は「掛軸作品<Island –竹富島->」です。
右は「掛軸作品<Island –竹富島-no.2>」です。



入口横壁面、左から3番目、右端上下の作品です。
左は「掛軸作品<Island –小浜島>」です。
上は「ドラゴンフルーツの花」で180×265です。
下は「パパイヤのあった庭」で180×265です。

神谷さんの園(GARDEN)シリーズは2015年に続く2回目です。
大きく違う点は、今回の作品の半数以上が掛軸仕様になっていることです。
神谷さんの画法は日本画ですから、掛軸に仕立てることは特段珍しいことではありません。
それでも目を奪われるのは<キモノ素材>を<自身の作品>と組み合わせていることです。
着物素材は古着の着物生地や帯で、その多様で多彩な図柄や模様を活かして、自作とコラボレーションしています。

この仕様の意図は、今の時代に於ける伝統の継承です。
(詳しくは画廊の壁面に神谷さんのテキストが貼付されています。)
フローリングがスタンダートになってしまった現代の住宅ですが、かつては多くの座敷に<床の間>がありました。
床の間は生活空間の中で、掛軸、置物、花などを飾って、美を愛でる空間でした。
掛軸の復活と同時に、床の間の継承も本展の意図の大きな部分です。

実際に<キモノ素材>と<自身の作品>のコラボ、衝突はとてもおもしろい効果を生んでいます。
改めて着物の図柄や模様を見てみると、その華麗な図や粋な柄に感心します。
この着物文化を今に繋げる試みとして、本展のハイブリッドな掛軸は有意義です。
又、現代の生活に合致した床の間の再生も意味ある提言だと思います。

さて、テーマである園。
前回同様の花々に島の風景、そして特に目を引くのが女性像。
タトゥーを施した裸身の大胆な肖像が掛軸で映えています。
これは、女性の楽園ですね。
その伸び伸びとしたヌードは、掛軸の常識を破って、今の時代を表しています。
ハイブリッドな掛軸という装いに相応しい、新たなモチーフだと感じました。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2015年藍画廊個展

作家Webサイト

会期

2017年10月9日(月)ー14日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内