藍 画 廊

李染はむ展
ISEN Hamu



李染はむ展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の5点で李染はむ展は構成されています。
作品を1点ずつご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「sign20150504」(Acrylic on canvas)で、サイズ1,455(H)×1,120(W)mmです。



左壁面、右端の作品です。
「麻婆茄子 22 世」(Acrylic on canvas)で1,455×1,120mmです。



正面壁面の作品です。
「麻婆茄子 20 世」(Acrylic on canvas)で1,620×1,300mmです。



右側壁面の作品です。
「麻婆茄子 21 世」(Acrylic on canvas)で1,620×1,300mmです。



入口横壁面の作品です。
「絵をみせる人々」(Acrylic and clay on panel)で660×410mmです。


〈作家コメント〉

象徴性が不安定で不完全な身体性を律するように
リボンはその人物と真面目な契約を交わす。

古代文明より生み出されたグリッドの上に
しっかりと地上に立ち上がる存在を描きたいと思う。


若い女性の、真正面からのポートレイト。
それが三面に展示され、後の一面はエジプト壁画を思わせる絵画が1点。
いずれも女性の顔面にはリボンが描かれています。

いつもように、李染はむさんの展示は謎です。
だいたいが韓国人のような名前からして怪しい。
(李染さんは作家ネームで、ご本人はれっきとした日本人。)
それにタイトルの麻婆茄子は、李染さんの小さい時からのニックネームに過ぎません。
だけど怪しいからといって、人を煙に巻いているわけではありません。
至極真面目で、真っ当な表現です。

子供に人物を描かせると、大概は真正面からの上半身になります。
古代の肖像画の多くも、真正面からのポートレイトです。
ここには多少なりとも絵画の秘密がありそうです。
そして、絵画が持っていた呪術性も関係ありそうです。

顔のリボン。
これは李染さんのトレードマークのようなもので、以前から作品に度々登場しています。
このリボンの意味は?
推測するに、秘密結社のサインのように見えます。
そのサインは、現実の奥に隠された真の世界への標(しるし)なのでしょうか。
あるいは、単に知覚の拡張と覚醒を促しているのでしょうか。

謎と解題は尽きませんが、常識や先入観は李染さんの作品には通用しません。
こちらの殻を脱いで、裸の眼で見ることが肝要です。
そうすれば、何か見えるものがあるはずです。
意味の向こう側にある、本当の風景のようなものが・・・・。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展

会期

2015年8月31日(月)ー9月5日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


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