藍 画 廊



馬場まり子展
 BABA Mariko

馬場まり子展の展示風景です。







以上の5点で馬場まり子展は構成されています。
作品はすべてパネル、キャンソン・ミ・タント紙、アクリル絵具、アクリルガッシュを使用しています。
作品を1点ずつご紹介致します。



左壁面、左側の作品です。
タイトル「風景 近所の家々 (空のテーマ) V」でサイズ227(H)×145(W)cmです。



左壁面、右側の作品です。
「風景 甲府,武田神社 (空のテーマ) II」で227×145cmです。



正面壁面の作品です。
「風景 新潟 (空のテーマ) VIII」で227×145cmです。



右側壁面、左側の作品です。
「風景 近所の家々(空のテーマ) VII」で227×145cmです。



右側壁面、右側の作品です。
「風景 近所の家々(空のテーマ) VI」で227×145cmです。


〈作家コメント〉

「風景(空のテーマ)VI」です。家並の上は空です。
絵画の奥行という問題と共に(西洋の遠近法の奥行ではなく)
空をどう描くかという問題をずっと考えてきました。


前回個展に引き続き、大作5点の展示です。
作品の根底に流れるテーマは奥行きと余白、これも同じです。
西洋絵画とは異なるアプローチで絵画を描き続けています。

馬場さんの絵画は自由です。
人にどのように見られようとも、描きたいものを描く。
その姿勢は一貫しています。
これは存外に難しいことで、ここまで自由になれることは希有です。
それが馬場さんの絵画をとてもユニークなものにしています。

今回は風景画、空をテーマにしています。
5点の作品を見て、共通に感じたことは
霊性です。
といっても特定の宗教に根ざすものではなく、普遍性、共通性を志向する概念です。
絵画に独自の奥行きや余白を与え、ここ(此岸)からむこう(彼岸)に繋がる回路が表現されています。

それにしても、(いつも思うことですが)大胆な絵画です。
風景に生と死を孕みながら展開される絵巻。
東洋画の伝統を下敷きにしながら、現代であることを忘れてはいません。
ワンアンドオンリーの世界がここにあります。

ご高覧よろしくお願い致します。


2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展

会期

2014年3月24日(月)ー4月5日(土)

3月30日(日)休廊

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内