藍 画 廊



子育てと美術展

子育てと美術展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。
左から、mhRさんの作品で、タイトル「子育てと美術~小林義郎のデザインによる~」(紙に印刷)でサイズ297(H)x210(W)mm、次の4点は青木聖吾さんの作品で、「shadow series (無題)」(マーメイド紙に色鉛筆)で360x260です。



正面の壁面です。
壁面左から、河田一樹さんの作品で「ぼくのじじょう」(布にインク)で530×454×20、河田政樹さんの作品で「僕の事情」(布にインク、アクリル)で410×320×18、河田政樹さんの作品で「僕の事情」(紙にインク、アクリル)で653×533×23、河田一樹さんの作品で「ぼくのじじょう」(布にインク)で910×725×28、河田政樹さんの作品で「僕の事情」(布にインク、アクリル)で530×458×20です。
手前の台座の上の作品3点は河田一樹さんの作品で「ぼくのじじょう」(紙)で50×40×60、30×45×40、50×40×45、奥の台座の上の作品は河田政樹さんの作品で「僕の事情」(紙)で80×75×70(各)です。
手前のテーブルの作品は河田一樹、河田政樹さんの作品で「ぼくのじじょう・僕の事情」(紙、布、インク、アクリル)でインスタレーションサイズです。
奥のテーブルの作品は、河田政樹さんの作品で「僕の事情」(紙)で90×60×70(各)、河田一樹さんの作品で「ぼくのじじょう」(紙)で35×30×35、河田政樹さんの作品で「僕の事情」(紙)で85×70×65です。
テーブルの周囲に掛けられた平面作品は、河田一樹さんの作品で「ぼくのじじょう」(布にインク)で653×533×23、「ぼくのじじょう」(布にインク)で410×320×20、河田政樹さんの作品で「僕の事情」(布にインク、アクリル)で530×455×20です。



右側の壁面です。
壁面に添付された小さな作品群は早川陽子さんの作品で、「Drawing -after childbirth series Jan.08.2013 ~ Sep.05.2013-」(紙に色鉛筆)で128×90/148×100です。
額装の作品は早川陽子さんの作品で、「Drawing -before childbirth series #4-」(紙に色鉛筆)で488×395(額装サイズ)/343×250(シートサイズ)です。
書棚の上の作品は河田一樹、河田政樹さんの作品で「ぼくのじじょう・僕の事情」(CD-R)です。



入口横の壁面です。
左から稲垣立男、裕太さんの作品で「VIAGRA(稲垣立男) ARMY MAN(稲垣祐太)」(ミクストメディア)で210×297、稲垣裕太さんの作品で「パンツ星人」(ミクストメディア)で210×297、稲垣立男+裕太さんの作品で「化石」(ミクストメディア)で50×50×20, 40×30×20、稲垣立男+裕太さんの作品で「寿司」(ミクストメディア)で240×200、稲垣立男さんの作品で「ステンドグラス」(ミクストメディア)で175×175、稲垣常三+稲垣立男さんの作品で「ヨット」(再現制作)(ミクストメディア)で180×50×170、稲垣常三さんの作品で「バット」(再現制作)(杉丸太)で650×60です。

「子育てと美術展」の展示室は以上の作品で構成されています。
その他、小展示室にはmhRと早川陽子さんの作品が、展示室床面にはmhRさんの作品が展示されています。


本展はmhR(村田早苗)さんの企画で、展示とテキスト(小冊子)で構成されています。
出品作家は青木聖吾/稲垣立男/河田政樹/早川陽子/mhR/Akiko Yasuda/八巻香澄です。
(協力:西村智弘、デザイン;小林善郎)



左壁面、mhRさんの作品で「子育てと美術~小林義郎のデザインによる~」です。
本展の案内状の校正刷りです。



青木聖吾さんの「shadow series (無題)」です。
ポートレイトを描いた作品ですが、使用している色鉛筆赤、緑、青の三色です。
マーメイド紙の特徴を生かした描画で、色鉛筆を塗り重ねて黒い影/陰を表現しています。
一見モノクロームに見えますが、色合いのとても美しい作品です。



同じく青木聖吾さんの「shadow series (無題)」です。
ちょっと首を傾げた人のポートレイトです。



正面壁面、河田一樹さんの「ぼくのじじょう」です。
河田一樹くんは作家河田政樹さんの幼い息子さんです、
シーツなどにドローイングしたものを木枠に張り付けて展示されています。



奥のテーブルの上の作品、奥の3点が河田政樹さんの「僕の事情」、手前の左が河田一樹さんの「ぼくのじじょう」で、右が河田政樹さんの「僕の事情」です。
タイトルをご覧になってお分かりかと思いますが、「ぼくのじじょう」が一樹さん、「僕の事情」が政樹さんの作品になっています。
紙の作品は政樹さんの作品を基に、それを見て一樹さんが制作したもの、それも又見て政樹さんが制作したものになっています。




手前のテーブルの作品、「ぼくのじじょう・僕の事情」。
一樹さんと政樹さんの作品が入り混じったインスタレーションです。



テーブルに立て掛けられた、河田政樹さんの「僕の事情」です。



右壁面の大半を使って展示された、早川陽子さんのドローイングです。
育児日記のように、基本的には毎日一枚づつ描かれたものです。



早川さんの「Drawing -after childbirth series Jan.08.2013 ~ Sep.05.2013-」の2点です。
とても優しいドローイングですね。
生命(いのち)の息吹を感じます。



額装された1点は「Drawing -before childbirth series #4-」で、出産前に描かれたものです。
テキストを読まれると分かるように、妊婦のお腹の上でドローイングしたものです。



再び川田父子のコラボ作品「ぼくのじじょう・僕の事情」です。
CDプレイヤーの中に入っているのは傷ついた音楽CDです。
息子の一樹さんが傷つけてしまった、お父さんの大事なCDが入っています。
CDはBrian Eno & David Byrneの『My Life In The Bush Of Ghosts』で、名作です。
聴いてみると、傷(スクラッチ)が入って、まるでリミックスの様になっています。



「子育てと美術展」の案内状とテキスト(小冊子)です。



入口横壁面の稲垣立男、裕太さんの作品、「VIAGRA(稲垣立男) ARMY MAN(稲垣祐太)」です。
作家の立男さんがお父さんで裕太くんは小学四年生の息子さんです。
お父さんの仕事で一年間イギリスに滞在した時のワークショップでの作品です。


稲垣裕太さんの作品で「パンツ星人」。
立男さんがかつて考えた架空のキャラクター、パンツ星人について詳しく裕太くんに伝えたところ、裕太くんが漫画化した作品です。



立男さんのお父さんである、稲垣常三さんの作品で「バット」(再現制作)です。
この作品のエピソードについてはテキストをお読み下さい。



小展示室の展示です。
mhRさんの作品で、「なるにわ(そらのひと)」でインスタレーションサイズ(可変)です。
子供さんが遊ぶ部屋にもなっています。
折り紙オブジェは日々訪れた子供たちが付けています。



小展示室のビリビリ・モビール、「ズボン、くつ、うめぼし」です。
早川陽子さん母子の合作です。



床に幾つか置かれた、mhRさんの作品「なるにわ(ひくく)~Akiko Yasuda の示唆による~」です。
木製の風呂用椅子に水性ペンキで白く塗られたものです。
大人がこれに座ると、3〜5才児の視線と同じになります。

<企画者コメント>

「子どもがいる/いないにかかわらず、少子高齢化の下、社会経済の維持の為、未来を担う者の再生産と再分配に私たちは関わっています。
 ところで、あなたは美術家として子育てにどう関わっていますか。関わろうと思いますか。」
2012年末~2013年初頭、mhRより上記メールが作家および美術関係者に送られた。
<子育て>を美術の主題やモチーフにする…作品およびテキストを展示する。



ご高覧よろしくお願い致します。



会期

2013年9月9日(月)ー9月14日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内