藍 画 廊



唐沢美紀展
KARASAWA Miki


唐沢美紀展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。
左から、タイトル「ants」でサイズ68(H)×90(W)×7.5(D)cm、「butterflies」で48×30×6、「whirligig beetle」で68×90×7.5です。



正面の壁面です。
「fringe」でサイズ可変です。



右側の壁面です。
左から、「bees」で43×60×6、「butterfly・bee」で43×60×6、「longicorn」で43×60×6です。



入口横の壁面です。
左から、「ladybug」で48×30×6、「dayflies」で48×30×6です。

以上の9点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品はすべてミクストメディアです。



左壁面の「ants」です。
昆虫をテーマにした作品が左壁面と右壁面、入口横壁面に展示されていて、形式が統一されています。
桐の木で作った箱状のものにペイントを施し、上部にオブジェを置いたものが基本形です。
上の作品のテーマは蟻で、その姿は木の表面に描かれています。
上部には粘土と枝の三角形のオブジェと、さりげなく狸の毛皮が置かれています。
木に描かれた蟻と狸の毛皮との間には何の関係もありませんが、同居させると不思議な感覚が生じます。



左壁面の「butterflies」です。
蝶々がテーマです。
蝶々と共に描かれた球根の芽はペイントではなく布が使用されています。



左壁面の「whirligig beetle」です。
これは源五郎ですね。
木に描かれた水槽の中で水草の間を泳いでいます。
右側にはプラム、その下には布が切り貼りされています。
ペイントはアクリルガッシュを使用しています。



正面壁面の「fringe」です。
fringeは縁取りという意味ですが、この粘土のオブジェは海牛(うみうし)をモチーフにしています。
Y字型に約45個設置されていますが、バラエティに富んだ表情を見せていて飽きません。
着色はアクリルガッシュを使用しています。



右壁面の「bees」です。
右壁面の3点は食虫植物のシリーズで、上は蜂と食虫植物です。
上部の半円形のオブジェは既成の園芸用品で、陶でできています。
植物の上の模様は皮が切り貼りされたものです。



右壁面の「longicorn」です。
longicornとはカミキリムシのことです。
カミキリムシと食虫植物とハート型の千鳥格子。
千鳥格子はペイントではなく布が使用されています。



入口横壁面の「ladybug」です。
ladybugはテントウムシで、入口横壁面の2点は多肉植物のシリーズです。
植物の下の千鳥格子は布の切り貼りになっています。



入口横壁面の「dayflies」です。
dayfliesは蜉蝣(かげろう)です。
多肉植物の一部が布になっていて、上部のオブジェは粘土に黒い羽根を刺したものです。


〈作家コメント〉

気になる・・・気に入ってるともすこし違っていて、意識の中にはっている糸に
ひっかかってくるもの。それのある場所やそれに付随してくるものに想いを巡らせていると、
どこまでもいっても終わりがないようで途方にくれたり笑ったりしてしまう。



ご高覧よろしくお願い致します。

2007年藍画廊個展

 

会期

2013年1月28日(月)ー2月2日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)



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