小さい頃、“こんな女にだけはなりたくない!”と心に決めた女性像があります。
・大酒を飲んで醜態をさらす女
・タバコを吸う女
・パチンコをする女
幼い頃、忌み嫌ったイヤな女の三大要素。
あれから、約20年。
月日は人を変えるとはよく言ったもので、この三大要素を見事クリア。
酔いつぶれて人さまのお家で寝ゲロをしたことがあります。
タバコは1日1箱。
鼻から煙を出すこともあります。
最後の砦だったパチンコは、つい2年ほど前に手をつけ、今では、すっかり虜の身。
まんまと、イヤな女に成り果てました。
とは言っても、これまでの所行を後悔する気はなく、ましてや悔い改める気などサラサラなし。
これはこれで、とても楽しい生活です。
というわけで、ここでは、最近ハマりにハマっているパチンコで、名古屋まで旅打ちに行った時のことをお話します。
パチンコメーカーの本社が多くあり、その直営店も多い名古屋。
だから、きっと出玉(大当たりして獲得できる玉)も多いに違いない。
そんな単純な理由からの旅打ちです。
一緒に行ったのは、私にパチンコの楽しさを植え付けた悪友のWさん。
Wさんは、名古屋に旅打ちに行くことが決まると、いち早くインターネットで名古屋のパチンコ店情報を入手!
宿の手配から新幹線のチケットまで、全ての仕切りを完璧にこなしてくれました。
まったく金がかかると頼りになる女です。
お昼に東京を発ち、午後2時頃に名古屋着。
名古屋駅前のホテルにチェックインすると、休憩もそこそこにパチンコへ。
1日目に行ったのは、名古屋市南区にある「マルハン元塩店」。
店内に入ると、さすがは等価交換の優良店。
お客さんでギッシリ!
しかも足下にはドル箱の山。
鼻息も荒くさっそくパチンコ開始!
1000円、2000円、3000円、当たらない……。
結局この店は、お客さんが多く、台選びが自由にできないこともあり、早々に撤退することにしました。
収支は、Wさんが2回当ててくれたので、私のマイナスを引いても、プラス6800円。
Wさんはパチンコ歴が長いだけに引きも強く、本当に頼りになるお方です。
次に向かったのは、名古屋市中村区にある「大一岩塚店」。
ここは、パチンコメーカーの直営店なので、きっと自社メーカーの台だけは玉を出すだろうと勝手に思い込み、行ってみました。
最寄り駅に着いた頃は、もう夜の8時を過ぎていました。
夕食もとらずにパチンコです。
アホです。
店に入ると、空気が妙に澄んでいます。
!!!客がいない!!!
客の多すぎる店も困りますが、少なすぎる店は、もっと困ります。
なぜなら、客がいない=玉を出さないから寄りつかないという図式がいとも簡単に成り立つからです。
案の定、どうあがいても当たらない………。
帰ろうと決意したときには、二人合わせて2万4000円のマイナス…。
「二度と来るか!クソ店!!」と罵声を浴びせ、ホテルへと帰りました。
さて2日目。
土曜日で休日ということもあり、きっとパチンコ店も出す気満々に違いないと、意気揚々とホテルを出ます。
この日向かったのは、名古屋市千種区にある「スタジアム1100」というお店。
白いガラス貼りの外観がとってもおしゃれなパチンコ店です。
ここも優良店なのか、お客さんでいっぱいでしたが、客の少なすぎる店に痛い思いをさせられたばかりなので、迷わずここで勝負することに。
実戦を開始して数十分後、やってきました、ビッグウェーブ!!
Wさんも私もコンスタントに当たりを引き、なんと、夕方までに二人の収支はプラス5万2000円!
ビバ!名古屋。