iGallery's eye vol.2/3/4 開催のお知らせ
iGallery's eyeはvol.1を2000年3月に開催いたしました。
この時はたまたま出品作家のモチーフが「蛍光灯」で重なりましたのでvol.1で括りました。
実際には伊東篤宏展と奥村綱雄展という個々の展覧会でした。
今回は三作家の個展を、vol.2,vol.3,vol.4という形で連続開催いたします。
出品依頼の基準は、「今日性」を有していることと技術的水準においています。
この基準は当然iGallery's eyeの基準でもあります。
本展の趣旨につきましては下記いたしました。
お読みいただければ幸いです。
御高覧よろしくお願いいたします。
又、個々の展覧会に合わせて「iの研究」をアップする予定です。
実際の展覧会とは直接の関係はありませんが、展覧会テキストの代りとしてお読みいただきたく思います。
こちらもよろしくお願いいたします。
本展覧会企画 ふくだ まさきよiGallery's eye vol.2
安福真紀子展 -花畑-
2001年5月3日(木)〜15日(火) 水曜日休み PM3:00-24:00(最終日-22:00まで)
現代HEIGHTS/G・Hギャラリー
東京都世田谷区北沢1-45-36 (TEL) 03-3469-1659iGallery's eye vol.3
横谷奈歩展
2001年5月10日(木)〜29日(火) 水曜日休み PM12:00-21:00
ギャルリー伝/Floor2
東京都世田谷区経堂5-29-20 (TEL) 03-3706-7127iGallery's eye vol.4
秋元珠江展
2001年5月17日(木)〜29日(火) 水曜日休み PM3:00-24:00(最終日-22:00まで)
現代HEIGHTS/G・Hギャラリー
東京都世田谷区北沢1-45-36 (TEL) 03-3469-1659
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本展覧会の趣旨
iGallery's eyeシリーズはインターネットのHP、iGalleryで企画し展覧会は現実の画廊空間で開催いたします。
インターネット上のギャラリーであるiGalleryは、現代美術とインターネットの可能性を考える場として2000年2月より運営されています。
iGalleryは個人の運営であり、現代の個人と社会の在り方、それと美術を始めとする表現との関わりを日常的な視点で模索しています。
近代化の過程で、わたし達は「自由」と引き換えに共同体を基盤とする「共有」を失いました。
インターネットは遅かれ早かれ人間のネットワークの主流になります。
その普及は「共有」の喪失に拍車をかけると思われます。
美術、とりわけ現代美術は個人の表現を通して「共有」することを基盤にしています。
ネット上のコミュニケーションと現実の展覧会をリンクさせる目的で、「iGallery's eye vol・1」をHP開設時に開催いたしました。
今回はインターネットのiGalleryの展開に興味を持っていただいた若手作家の展覧会を3回連続で開催いたします。
展覧会のベースにはiGalleryのコンテンツ、「iの研究」があります。
これは、日常を視点にした文章と画像による社会、文化の考察といったものです。
ネット上の発信が作家による展覧会によって「共有」され、その表現が閲覧者、観客にも「共有」される関係=ネットワークを微力ながら目指したいと思います。
出品作家の経歴iGallery's eye vol.2 安福真紀子展-花畑-
安福真紀子(Yasufuku Makiko)
今までの展示では、人間関係をテーマにさまざまなモチーフを大理石、木、ワックス、鋳物などによる立体作品、写真作品(長塚秀人とのコラボレーション)にて表現してきました。今回のタイトルは-花畑-です。大理石による立体作品に加え、ビデオ作品の展示予定です。1974 神戸市生まれ
1996 金沢美術工芸大学美術学科彫刻専攻卒業
1998 東京芸術大学大学院彫刻専攻修了
1999 東京芸術大学研究生修了個展
1998 藍画廊 京橋
1999 “Mammy Bird” ガレリア・グラフィカbis 銀座
1999 「発熱」 なるせ美術座 町田市
2000 -cross- ギャラリー手 京橋(企画・テキスト/千葉成夫)グループ展
1999 「ものかたち展」 なるせ美術座 町田市
2000 路上アート展"結" 北千住
スタジオバンクハウス展 埼玉県坂戸市レジデンス
1996 Artist Camp In Casama 茨城県笠間市
2000 第3回サライラー国際大理石彫刻家シンポジウム トルコテキスト
2000 「安福真紀子論覚書ー美術との距離」千葉成夫/テオリア7・8号
2001 斎藤一典「安福真紀子インタビュー」ギャラリー・ガイド・マガジンetc4月号
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iGallery's eye vol.3 横谷奈歩展
横谷奈歩(Yokoya Naho)
2年前のアートイングでの水平線をモチーフにした作品から、写真と物語で構成された作品や、下町の銭湯という場を使った作品、ペインティングと写真の作品など、素材の幅を広げて展開してきました。1975 東京生まれ
2001 東京芸術大学油画専攻在学中個展
1999 アートイング東京1999:21X21 ギャラリー毛利 東京グループ展
1999 「久米賞様展」 東京芸大絵画棟演習室
「Summer Impact'99」 ヤジマギャラリー 東京
「KAI展」 慶南大学校 韓国
2000 路上アート展"結" 北千住テキスト
2001 斎藤一典「横谷奈歩インタビュー」ギャラリー・ガイド・マガジンetc5月号
作品画像は後日掲載予定です。
iGallery's eye vol.4 秋元珠江展秋元珠江(Akimoto Tamae)
人と同じことをするのが、あまり好きじゃないんです。
最近、映像を使う人が多いので、実は方向転換したいと思っているのです。
でも私の性にあうみたいで、また今回も映像作品です。1971 埼玉県生まれ
1994 多摩美術大学彫刻科卒業個展
1995 あなたのいる場所(世田谷区民ギャラリー)
1996 あなたがいるから、あなたがいないことを知った(ギャラリー山口)
1997 あなたを探し出すこと(ギャラリーQ)
1998 人 キッチンソルト
1999 あなたということ(ベリーニの丘ギャラリー) think(萌画廊)
2000 サイズ(300日画廊)グループ展
2001 遠心力/求心力(うらわ美術館)
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