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絵のない世界


五月の連休から一週間経ちました。
皆さんはどこかへお出かけになったでしょうか。


わたしは連休前と連休中に近くの山に行ってきました。
といっても山梨の住居からクルマで一時間半ほどのところです。
半日の遠出です。

左は白州町の尾白川渓谷の吊橋です。
この季節、緑が本当に奇麗ですね。


右は尾白川の千ヶ淵。
奥の滝が正面から見えませんでしたが、結構高さがありそうです。
滝つぼも深そうですね。

連休前の平日で、人一人いません。
緑と清らかな水で、久し振りのリフレッシュでした。
白州の道の駅(国道20号線沿い)からクルマで5分、そこから歩いて20分ぐらいのところです。

交通量の多い国道から直ぐとは思えない静けさです。
自然に恵まれた山梨ならではの景観です。


左は夜叉神峠の山道で車中から撮影した景色です。
樹木がボケているのは走行中だった為です。
この日は連休中でしたが、午後から出かけたので道は空いていました。

白州も夜叉神峠も、遊びに来ていただいた知人と出かけました。
運転もおまかせの、ラクチンドライブです。

普段は自室と職場の往復で、せっかくの自然に触れる機会がありません。
山梨に来ていただくと、わたしも近辺で遊べるので非常に助かります。


ところで、今貴方はこのページをInternet ExplorerかNetscapeでご覧になっていると思います。
多分、百人中の百人がそうだと思います。
しかし、WWWブラウザはInternet ExplorerとNetscapeだけではありません。
OperaとかOmniWebとかiCabとかいろんなブラウザがあります。
(ひょっとしたらそれらでご覧になっている方もいるかもしれません。)

中にはテキスト(文字)だけを表示するブラウザもあります。
わたしはLinuxをインストールしたコンピュータに、Lynxというブラウザを入れてみました。
LynxはUNIXでは有名なテキストベースのWWWブラウザです。
下は上のページをLynxで表示させたものです。



全然違いますね。
文字だけ同じで雰囲気が全然違う。
赤字の「BACK→CONTENTS」はリンクで、アローキー(矢印キー)で選択してエンターキーを押すとリンク先にジャンプします。
[]の中の数字+拡張子は画像のファイル名です。
下の青地以下はLynxの操作方法です。
その下のアイコンはLinuxのデスクトップのパネルです。
(netscape6の字が見えるのは、たまたまカーソルがそこにあってアイコンの説明が表示されていたからです。)

一番下の右にKtermの文字がありますが、Ktermは漢字対応のターミナル(端末)です。
ターミナルはコマンドでコンピュータを操作するアプリケーションです。
これを起動して、Lynx URL(Webページのアドレス)、と打ち込むとそのページが表示されます。
例えば、このページの場合は<Lynx http://homepage.mac.com/mfukuda2/iphoto33/iphoto33.html>と打てば表示されます。

画像も見られるMosaikというブラウザが開発されるまでは、こういった画面でインターネットを見ていたのでしょうね。
今でも、テキストだけの方が便利という理由でLynxを使っている人はいると思います。
学術研究やコンピュータ関連の技術者とか。

Lynxは現在でも開発が続行中ですし、Windows版やMacOSX版も出ています。
(Googleで検索してみて下さい。)
動作が非常に軽快ですし、今まで見てきたWWWとは全く違った世界です。
ダウンロードして遊ぶと面白いですよ。

もし、WWWがテキスト(文字)だけの世界だったら、上のような風景を描写するにはそれなりの文章力が要求されます。
今は百聞は一見に如かず、で映像で簡単に説明してしまいがちです。
文章から喚起される想像力はパワーがあるし、とてもロマンチックです。

インターネットに限らず、時には「絵のない世界」で心を遊ばせてみるのも楽しい、と思います。




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