歩道橋を渡ると右にチリ・フラミンゴ、左に売店があります。
売店には椅子とテーブルもあって、そこで飲食ができるようになっています。
この動物園は大きく三つに分かれています。
まわりは川で、動物園は川に囲まれた島のようになっています。
三つに分かれた最後のパートに猛獣コーナーがあります。
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これが猛獣コーナー。 左から、マレーグマ、ジャガー、トラ、ライオンです。 中央右にトラが写っているのが分かりますね。 この日の入園者は、母子連れがほとんどで、カップルは二組いました。 平日の午後三時過ぎですから、当然ですね。 オジさんの単独者はわたし一人でした。 これも当然です。 |
マレーグマは、キャラクターかアニメで見た覚えのある愛嬌のある容姿のクマです。
猛獣ではない感じです。
その隣がジャガー。
何だか知りませんが、ウナッてました。 それで怖くてあまり近寄れませんでしたが、毛皮が実に奇麗。 漆黒の艶が鮮やかで、気品がありました。 ジャガーは前脚の力が強く、その前脚で獲物を倒すそうです。 |
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トラですね。 この毛皮も美しい。 敷物にする人の気持ちが解ります。 成金は、絶対トラの毛皮の敷物ですね。 ジャガー、トラ、ライオンはオスとメスの番(つがい)で飼われています。 |
一番右はライオンですが、毛皮が奇麗でなかったので割愛します。
ZOO(動物園)(1)の最初に小さな写真があります。
この動物園では、ライオンに思い出があります。
あれはいつ頃だったのでしょうか。
最後に来たときですから、小学生の高学年だったのかもしれません。
冬の夕方、辺りが暗くなりかけていました。
まわりには人の影もありませんでした。
当時のライオンの檻はとっても小さくて、ライオンが動き回れないほどでした。
ライオンは、うずくまって足を前に出していました。
わたしが檻の前に行ってライオンを見たとき、眼が合ってしまいました。
その時、ライオンが低く、地に響くような太い声でウナりました。
これは怖かったですね〜。
心底怖かった。
後ずさりして、そこから逃げました。
猛獣コーナー反対側には、アザラシ、コンドル、ヤマアラシ、ワラビーなんかがいます。 その中間に、ペンギンとビーバーの飼育場もありました。 最後のパートの先に橋があって、それを渡ると遊園地。 バス、電車、メリーゴーランドがありますが、四畳半のような遊園地です。 とても小さな遊園地ですが、この動物園のオマケのようで得した気分になります。 |
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メリーゴーランド。 少し陽が陰ってきました。 夕暮れどきの人気のないメリーゴーランドは、切ないですね。 どこか、楽しい夢の後のようで・・・・。 |
この動物園には出口がありません。
入口が出口を兼ねています。
ですから、動物をもう一度見ながら出口に向かいます。
出口(入口)でチケット売場を振り返ると、注意書きが。
「ペットを連れての入場はご遠慮下さい」。
わたしが最後にここに来てから約四十年。
その間、動物園はさほど変りませんでした。
変わったのは、ペットというものが出現した世の中の方です。
動物園は楽しいけど、檻の中の動物を考えると少し後ろめたくなります。
動物園は複雑なところがあります。
ペットも複雑です。
複雑と複雑が重なると収拾がつかなくなるので、ご遠慮下さい、なんでしょうね。
と、複雑なことを考えながらも、わたしは動物園が好きです。
ディズニーランドよりも富士急ハイランドよりも好きです。
次は、上野動物園です!
(藍画廊の日帰り社員旅行はディズニー・シーではなく、上野動物園にしましょう。)
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