今回は大仰なタイトルですが、内容はそれ程でもありません。
そうです、いつもの「iPhoto」です。
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先日のお休みに西荻から浦和までクルマで行きました。 展覧会を観るためです。 これは環八を赤羽方面に走行中の車中からのショットです。 前を走る車両は? 何か変なモノを積んでますね。 |
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ミ、ミサイル? 軍事関係に詳しくないので、ミサイルかどうか解りませんが、とにかくミサイルのようなモノです。 場所は埼玉県和光市。 近くに自衛隊朝霞駐屯地があります。 そこへの搬送途中ではないかと思われます。 |
迫力、ありますね。
わたしのクルマに方に弾道が向いているのでちょっと怖いです。
「306高射」と車両の後ろにペイントしてあるので、この車両自体が「高射砲」ということでしょうか。
偶然ですが、わたしが運転しているクルマは「プジョー306 Style」。
白昼ミサイルが一般道を走っている光景は奇妙なものです。
これが実際に使用される戦場と、いたって平和な環八の風景が結びつきません。
風景の中の異物としてこのミサイルはあります。
人類の歴史を見てみると、事態は逆で「平和」が歴史の中では異物でした。
歴史とは「戦争」の連続で、つかの間に「平和」があったようです。
異物といえば、自衛隊も創設からず〜と異物です。
自衛隊は「専守防衛」が建前です。
しかし、今の軍隊は世界中どこでも基本的には「専守防衛」です。
(昔は違ったようですけどね。)
攻められた時に丸腰だと困るので軍備を整える。
そこから、「これだけ軍備をしていれば攻めてこないだろう」に話が移行して、「威嚇」が「平和」を維持するという倒立した論理になります。
「威嚇」に支えられた「平和」は「平和」ではあるが、かなり危ない「平和」かもしれません。
倒立している現実を優先して考えるか、正立に戻す方法を考えるか。
まともに考えれば、正立にすることでしょうね。
さて、右の画像は? 東京晴海にオープンした「晴海アイランド トリトンスクエア」の大天井画です。 「晴海アイランド トリトンスクエア」は、パンフレットによればビジネス、ショッピング及びカルチャーの集合したゾーンということです。 具体的に言えば、高層のビジネスタワー3棟と高層集合住宅の間にあるショッピングモールです。 この天井画はモールの広場の天井に描かれています。 |
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モールの2階からのショットです。 外にはテラスや滝もあります。 しかし、全体としてパッとしない印象です。 同じウォーターフロントのお台場にある「ビーナス フォート」の二番煎じといわれても仕方ない出来です。 個人的には「ビーナス フォート」のフェイク感がいたく気に入っていますので、こちらの中途半端な作りにはガッカリします。 OLのヨーロッパ幻想を露骨に突いた点では同じですが、偽物であることを隠さず遊びに転化したあちらの方が上手といった感じです。 |
わたしが「晴海アイランド トリトンスクエア」に行ったのは、わたし自身が外食産業に従事していて、その勉強がてらでもありました。
最近の外食産業の傾向を見るためです。
ご多分に漏れず外食産業も不景気です。
多くの業界では少数の勝者を除けばどこもかしこも不景気です。
モノの消費が既に事足りている消費者に向けて、企業は激烈な戦争をしています。
必要なモノを必要なだけ供給していた牧歌的時代は遥か昔となり、過剰な生産設備を維持するために、そこから生まれる過剰な商品を如何に売り捌くかが企業の命題になっています。
生き残りをかけた戦争です。
この戦争の武器は「情報」です。
個人的な思惑(不景気だと困る)を排除すれば、こちらの戦争も倒立しています。
必要とされるモノの量を遥に上回る生産設備をそのままにして、人の消費意欲だけを掻き立てるのは倒立です。
サイズの大きな服に合わせて身体を大きくするようなものですから。
服をリサイズする方が正立だと思います。
つまり、「戦争」とは逆さまになった論理が現実という状態になった時のことであり、「平和」とはまともな論理が現実になった状態のことを言うのかも知れません。
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