「丸の内の夜遊び、はじまる。」
丸の内の東京ビル/TOKIA(トキア)のキャッチコピーです。
丸の内は日本を代表するオフィス街でしたが、今ではショッピングと食のブランド街に変わりました。
転換を決定づけたのは、新しい丸ビルです。
東京駅の丸の内口の真ん前が丸ビルで、左に東京中央郵便局があります。
東京ビルはその左隣で、建て替える前は博報堂が入居していました。
夜は静かな通りでした。
新しい東京ビル/TOKIAです。 TOKIAとは、東京ビルのB1〜3Fまでの食空間のネーミングです。 (ライブレストランやスパ&サロンもあります。) |
さて、丸ノ内の夜遊びとはどんなものか。
東京ビルは藍画廊から五分ほどの場所、足を延ばしてみました。
上の画像、TOKIAの通りを挟んだ左(横断歩道の手前側)に東京国際フォーラムがあります。
横断歩道の右にはJRのガードがあって、その先にはヒューザーの入居しているガラス張りの高層ビルがあります。
線路を挟んで二つの高層ビルは向かい合っています。
メインエントランスの角にはチャイニーズレストランがあり、その入口には謎の球体が。
これが何だか分からないが、わたしはこういう物体が好きです。
トキメいてきました。
さぁ、夜遊びです!
1Fには数軒のレストランがあり、メインは2FとB1のようなので、2Fに上がってみました。 TOKIAのウリの一つである、エンターテインメントレストラン「コットンクラブ」です。 (この画像は1Fにあるショーケースです。) |
わたしも妻も、待ち合わせた友人も、普段着な上にお金もないので、パス。
こういうクラブは、やはり恋人との勝負デートでしょうね。
周りを見回すと、イタリアンにフレンチ、スパニッシュにジャパニーズ。
1Fにはチャイニーズもあります。
それも選りすぐりのレストランらしいのですが、当初のトキメキは何処かに行ってしまいました。
端的にいってしまえば、丸ビルやヒルズのショップ街とさほど変わらないですね。
夜遊びというより、観光です。
いささか意気消沈して、階下の1Fを見ると。
(2Fは吹き抜けの回廊になっています。)
東京ビルの主テナントである三菱電機の受付が見えました。
すでに業務が終了しているので人はいませんが、受付横には自動改札のような入口があります。
社員はIDカードを差し込んで、来客は受付で磁気(IC)カードをもらって、ここから入るんでしょうね。
警備員も常駐しているようです。
最近のオフィスのセキュリティはこうなってるんですね。
勉強になりました。
気を取り直してB1に行く前に、ちょっとブレイク。
後日の昼に撮影した東京ビルからの風景をご覧下さい。
線路の向こう側にある大丸の建物が東京駅八重洲口です。
ステーションビルの先駆けです。
今は何処に行っても駅はこのスタイルです。
駅をツマラなくした元凶ともいえますね。
それでは、B1へ。
居酒屋、ですね!
それも正統的な、昔あった居酒屋です。
これは驚きました。
座っているオジさん達も自腹で飲んでいるようです。
何か、良い雰囲気。
ガイドパンフを見ると、鹿児島の焼酎、さつま揚げの店です。
この気取ったビルに、このような居酒屋があるとは思いませんでした。
辺りには立ち呑み屋やコンビニ、カレースタンド、昔風のパン屋もあります。
B1は、(それなりにオシャレですが)普段着のお店を集めたようです。
な〜るほど。
飲食業界の人であるわたしは、ここに至って食のトレンドを理解したのでした。
オヤジギャル(!)がオジさんの聖域である焼鳥屋や居酒屋に侵入したのは遥か昔ですが、今ごろになってオジさんがオシャレなビルに逆潜入したのです。
ただし、シミュレーションという演出にノっかてですが。
わたしの勉強したい頭は、つい夜遊びを忘れてしまいました。
せっかく来たのだから食事でも思って、3Fにエレベーターで上がり、豚シャブの店に行ってみました。
が、予約なしでは何時になるか分からないとのこと。
諦めて、隣りのフォーラムのドイツ料理店へ。
(このドイツ料理店、有楽町駅前の有名店で、立ち退きでここに移ってきました。入口に安いラジカセを置いてクリスマスソングを流すテキトーな店ですが、味はそこそこイケます。若干高いのが難ですが。)
結論です。
観光の夜遊びとしては、安全でそれなりに楽しめると思います。
しかし本当の夜遊びはどこかに危険があって、それを含めて楽しむものですから、少し違いますね。
オマケ画像です。
1Fにあるフランス菓子&パンショップ(レストランもあり)のウィンドウです。
ここのパン、噛みごたえがあって美味しいです。