伊藤美輝展
「accumulate・daily work」
ITOU Yoshiteru
伊藤美輝展の展示風景です。
伊藤美輝展は21点の平面作品で構成されています。
上はドローイング作品20点です。
入口から見てギャラリーの左右の壁に展示されています。
使用画材はクレヨン、アクリル絵具、画用紙、ベビーパウダー等です。
サイズはすべて148×100mmです。
正面壁面に展示されたF100号の作品です。
タイトルは「wall」で、パネルにアクリル絵具を使用しています。<作家コメント>
何かを描くぞ!というような力は入れず、
日々の生活の中で、身近な画材で色を楽しむように描くことをしたい。
そんな思いで描いてみました。
画材を手にして、擦り付けることで、
何が現れるのだろうか?
何に出会えるのか!伊藤さんの展示は日常的に描いたポストカードサイズのドローイングが20点、100号のアクリル絵具の作品が1点です。
ドローイングは子ども用の16色のクレヨンを主に、心に浮かんだ風景やカタチ、色をストレートに表出しています。
伊藤さんは大学で学生に幼児教育(美術)を教えています。
その関係もあってか、ドローイングはプリミティブな感性を重んじたとてもストレートな表現です。
100号のパネルにアクリル絵具を用いた「wall」は、10年前の311の大震災の直後に描かれたものです。
海をモティーフにした作品で、タイトル通り津波の壁(wall)が画面一杯に描かれています。
クレヨンのソフトな筆致と色合いが特徴の日常の景色。
非日常で恐怖そのものの震災の津波。
対照的な風景ですが、日本の風土の歴史を振り返ってみれば、それもまた大きな日常に含まれるのかもしれません。
それほどに日本は水害、地震、噴火などの天災が多く、そして自然の恵も多い土地です。
そんな大きな日常が伊藤さんの作品にはあります。
そこで生きてきた人々の喜びや哀しみ、怒りや楽しみの歴史が、伊藤さん個人を通して絵には含まれていると思います
それは<生活>の記録でもあって、作品の鑑賞は共有することに他なりません。
ご高覧よろしくお願い致します。作品を購入御希望の方は、恐れ入りますが、下記までメールにてご連絡をお願い致します。
折り返し送金方法、納品時期等をお知らせ致します。
(作品が配送の場合、勝手ながら送料はお客様のご負担とさせていただきます。)
なお、作品納入後一ヶ月以内の返品は受付させていただきます
fuku-mac@@kc4.so-net.ne.jp
(*お手数ですが@を一つ取ってから送信してください。)
伊藤美輝展
会期:2021年3月4日(木)〜3月21日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜18:00
会場アクセスと展覧会スケジュール