小林文香展
「祈りのカラフル」
KOBAYASHI Ayaka
小林文香展の展示風景です。
各壁面の展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
以上の15点で小林文香展は構成されています。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左はタイトル「fairy tale night」(木版画)でサイズ17x17cmです。
中央は「blue nocturne」(木版画)でサイズ16x16cmです。
右は「starlight ship」(木版画)でサイズ17x17cmです。
左壁面、左から4番目、5番目、6番目の作品です。
左は「twinkling snow」(木版画)でサイズ16x16cmです。
中央は「white fairy song」(木版画)でサイズ15x11cmです。
右は「twilight garden」(木版画)でサイズ17x17cmです。
左壁面、右端の作品です。
「祈り−2」(木版画、手彩色)で60x45cmです。
正面壁面の作品です。
「untitled」(木版画)で90x119cmです。
正面壁面、エアコン下の作品です。
「惑星航路 −II」(木版画)で22.5x15cmです。
右壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「祈り−1」(木版画、手彩色)で60x45cmです。
右は「祈り−3」(木版画、手彩色)で45x60cmです。
右壁面、左から3番目、4番目の作品です。
左は「惑星航路」(木版画)で15x22.5cmです。
右は「かなたのゆくえ」(木版画)で22.5x15cmです。
右壁面、右端の作品です。
上は「うるみ月の星」(鉛筆画)で30x21cmです。
下は「古(いにしえ)の約束」(鉛筆画)で30x22cmです。<作家コメント>
木版画を彫っていると、版木を彫る行為のなかに祈りを見いだすことがあります。
和紙に摺り取る瞬間、 額装をする瞬間、 作品に名前をつける瞬間、 制作に限らず、生活の中の一つ一つの行いに、誰かまたは何かを想う祈りが宿っているのではないでしょうか。
巡りめぐる、自然の中の四季の移ろいにさえ、ありとあらゆる命への祈りを感じるのです。小林さんの木版画の多くは細かな点(ドット)で構成されています。
版木に無数の点を刻む行為はどこかストイックであり、祈りという言葉が自然に浮かびます。
では何に、何を祈っているのでしょうか。
ここからはわたしの想像です。
人は大人になることを自立と呼びます。
自分自身の足で立って、自分自身の力で生きていくことです。
しかし人は自然や社会といった環境から逃れることは出来ません。
どこかで折り合いをつけていかなければ生きていくことはできません。
つまり、世捨て人になる以外は、自立して、共生しなければなりません。
それが人にとって生きることであり、その昔に運命と言われたものの実体です。
小林さんの祈りは、自分自身への祈りであり、宇宙(環境)への祈りです。
宇宙とは身近な自然から天空の果までを含む大きなもので、もちろん人間社会も含まれます。
そしてそこには共生への祈りがあります。
目眩がするような広大な宙(そら)に自分という点を打つ、その小さな点が、世界の一部であること祈って。
それは神への祈りと言うより、大きな流れの祝福であり、そこへの一体化の祈りです。
小林さんの木版画は宇宙の図です。
星々の運行や銀河を描写しています。
かつて夜空の星は道標(みちしるべ)でした。
文字通り、交通のナビゲーションであり、人の運命の道標=占星術でした。
GPSなどない時代、人にとって星は欠くべからざる存在でした。
言葉を換えれば、人と宙に境がない時代でした。
そんな古(いにしえ)へのノスタルジーや憧れも、祈りの一部かもしれません。
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小林文香展 「祈りのカラフル」
会期:2018年3月25日(日)〜4月15日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜18:00
会場アクセスと展覧会スケジュール