丸山真未展
MARUYAMA Mami
丸山真未展の展示風景です。
各壁面ごとの展示を御覧下さい。
画廊入口から見て、左壁面左側の展示です。
左壁面右側の展示です。
正面壁面の展示です。
右側壁面の展示です。
以上の27点で丸山真未展は構成されています。
左壁面の作品はパネル・画用紙・アクリル絵具、その他はパネル・画用紙・インクを使用しています。
作品の詳細を御覧下さい。
左壁面、左端から6番目までの作品です。
タイトル「ship1〜6」で、サイズ180×180mmです。
左壁面、左から7番目から12番目までの作品です。
タイトル「ship7〜12」で、サイズ180×180mmです。
左壁面、左から13番目から右端までの作品です。
タイトル「ship13〜19」で、サイズ180×180mmです。
正面壁面、左端と中央の作品です。
左は「無題1」で530×530mmです。
右は「無題2」で530×530mmです。
正面壁面、右端の作品です。
「無題3」で530×530mmです。
右側壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「無題4」で530×530mmです。
右は「無題5」で530×530mmです。
右側壁面、左から3番目と4番目の作品です。
左は「無題6」で530×530mmです。
右は「無題7」で530×530mmです。
右壁面、右端の作品です。
「無題8」で530×530mmです。<作家コメント>
めぐりめぐる生命 ゆうゆうと
浮遊するも 風塵か
散っては集い
土に染みては 湧いてでる
生きることに真っ直ぐな植物、虫や鳥、魚などの生命体を描く中で、その強さや逞しさを美しく感じることもあれば、人の持つ力の小ささを思い知らされ猛威を感じることもあります。
地球上で絶えず循環している生命体は、姿形を変えて存在し続け、草木になれば真っ直ぐに生き、ヒトになったら難しく生きているように感じます。
想像をすること、理想を描くことは、時に生きることを難しくしているのでしょうか。また土に還るまでに、何と出会い、何を抱いてかえっていくのか。ヒトはそこに、希望を持つことを忘れてはならないと思っています。
今回の丸山真未展では、風塵のようなものから、菌類、単細胞などの群集、群団など自然界のあらゆる場面を想像し、循環する生命を描きたいと思い制作しました。先日、新聞を読んでいたら興味深い記事に目が行きました。
最近ミツバチが減少しているそうです。
そしてミツバチが全滅すると、人類は4年で消滅するそうです。
ミツバチは蜜を採取する過程で植物の受粉を行います。
それが無くなると、植物の体系が崩壊して人類が飢餓に陥るからです。
又、本を読んでいたら、同じような記述にめぐり逢いました。
人に嫌われている蛾ですが、これも夜間に受粉活動をして植物の生育に大きな働きをしているそうです。
蛾は害虫を餌にしているので、もし蛾がいなくなると人間には大きな打撃があります。
(この本は夜間の光の氾濫が生態系に及ぼす影響を多く扱っていました。)
以上のようなことはほんの一例かもしれません。
丸山さんの細密なドローイングには、多くの生物が連鎖して生命を形作っている様子が描かれています。
生命は個々であり、全体として一つの大きな生命にもなっています。
画面には、細部が全体であり全体が細部であるシステムが丁寧になおかつ大胆に描写されています。
展示は大きく二つに分かれています。
カラーの小品は空想や想像力の羽ばたく、小宇宙の世界。
大きなモノクロームの作品は植物と生物が絡み合った、いわば地球という大きな宇宙の世界。
どちらも見応え充分で、わたしたちに日常の真の姿を開示しています。
生命には永遠はありません。
限界があって、その先は死です。
死とは終わりであり、恐怖です。
しかし、死を見つめることでしか生を実感することはできません。
丸山さんのドローイングは死の世界であり、生の世界です。
死の先には生があり、生の先には死がある。
その循環の中に、生きることの意味が表現されています。
ご高覧よろしくお願いいたします。作品の価格は2017年9月まで有効です。
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折り返し送金方法、納品時期等をお知らせ致します。
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なお、作品納入後一ヶ月以内の返品は受付させていただきます
fuku-mac@@kc4.so-net.ne.jp
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iGallery DC 丸山真未展
会期:2016年10月9日(日)〜11月6日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜19:00
会場アクセスと展覧会スケジュール