上條暁隆展
「草の色、ゴミの色」
KAMIJYO Akitaka
上條暁隆展の展示風景です。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
正面壁面裏、ミニキッチンの壁面です。
右側の壁面です。
以上の27点(+α)で上條暁隆展は構成されています。
作品を一点づつご紹介します。
左壁面、タイトル「机上の断片」(アクリル、キャンバス)で、サイズは41×31.8cmです。
左壁面、「カラフルなゴミ」(紙、針金、アクリル)で48×39cmです。
左壁面、「カラフルなゴミの山」(ドローイング)(アクリル、紙)で22.7×15cmです。
左壁面、「untitled」(ミクストメディア)でサイズ可変です。
左壁面、「水の生きもの 1」(アクリル、紙)で16.5×16.5cmです。
左壁面、「untitled」(ミクストメディア)で31×6×2.5cmです。
左壁面、「ゴミの色の断片」(アクリル、紙)で20×20cmです。
左壁面、「untitled」(ミクストメディア)でサイズ可変です。
左壁面、「untitled」(ミクストメディア)で60×85×60cmです。
正面壁面、「ゴミの色、草の色」(アクリル、キャンバス)で160×130cmです。
正面壁面裏、「遠くの空と近くの山」(ミクストメディア)でF8です。
正面壁面裏、「キャベツの山」(パネル、紙、アクリル)でF8です。
正面壁面裏、「山」(紙、アクリル)で23×26.8cmです。
正面壁面裏、「空と山」(アクリル、紙)で20×20cmです。
正面壁面裏、「草 2」(アクリル、紙)で22.7×15cmです。
正面壁面裏、「水の生きもの 3」(アクリル、紙)で16.5×16.5cmです。
正面壁面裏、「水の生きもの 2」(アクリル、紙)で16.5×16.5cmです。
正面壁面、「机上の断片」(ドローイング)(アクリル、紙)で22.7×15cmです。
右壁面、「空、山、雲」(アクリル、紙)で20×15cmです。
右壁面、「untitled」(ミクストメディア)でサイズ可変です。
右壁面、「青いゴミの色」(アクリル、キャンバス)で41×31.8cmです。
右壁面、「湖面」(アクリル、キャンバス)で41×31.8cmです。
右壁面、「庭」(アクリル、キャンバス)で41×31.8cmです。
右壁面、「山と草の色」(アクリル、キャンバス)で41×31.8cmです。
カウンター上、「untitled」(ミクストメディア)で20×15×1.5cmです。
<作家コメント>
「草の色、ゴミの色」山や森や水辺の風景と、人間が作り壊し捨てていく所謂人工物も、
別物のようでいて、同じ世界の循環にある存在だと感じることがあり、
いつも不思議な気持ちになります。
山の稜線の幾多の陰影と、丸められたビニール袋の陰影は、
同じリズムで表出しているように見えるし、意図せず人が積み上げたゴミの山、
人の手によって劣化し壊れた物々は、風化していく木々や、
生き物によって姿を変えていく自然の姿のようにも思えるのです。
今や、自然界の中で矛盾した存在になった人間でも、
同じ世界の循環にある存在なのだと感じます。僕ら人間はどうやってこの世界の循環に身を置いていくのか、
どういう存在となることが出来るのか、
便利になり、情報や物に溢れ、無数の残骸に囲まれた日本社会にいて、
ふと置きどころのない感情が湧いてきます。僕の生み出す作品もまた、ゴミのようなものでもあるでしょう。
もしくは自然の循環の中にあるような存在にもなれるでしょう。願わくば自然の中の一部の存在であるかのような、
然るべきところに、それがあったかのような、そういう作品が作りたいと考えています。
iGallery DCは小さなギャラリーです。
そのiGallery DCに27点の作品が、ある場所はランダムに、ある場所は整然と展示されています。
大きさもマチマチで、F100があると思えば、小指の先ほどの小さな作品もあります。
全部の作品を見逃さずに見るには、ちょっと時間がかかるかもしれません。
(作品リストに掲載されていないシークレットの作品もあります。)
これらの作品は一見とりとめも無いように見えます。
しかし作品はコアの部分で連続性があり、繋がっています。
それが分かるのは、ギャラリーのカウンターに置かれた「エニッキ」と称されたファイルです。
「エニッキ」は文字通り絵日記で、上條さんが毎日綴っている絵とテキストの日記です。
このエニッキ、何の変哲も無い日常の連続です。
でも、面白い!!
上條さんの視点が絵と文章に存分に発揮されているからです。
ギャラリーに展示された作品の多くは、このエニッキから生まれたものです。
上條さんの日常が作品に昇華される過程の秘密が、このエニッキにあります。
作家コメントにあるように、わたしたちはゴミに囲まれて生活しています。
その昔は(といっても半世紀前ほど)、ゴミは再利用されて、自然の循環の中にありました。
今、ゴミはゴロンと家の中に、路上に転がって、寂しそうな表情を見せています。
それはあたかもわたしたちの姿を映す鏡のようです。
そんなゴミ(わたしたち)を、視点を換えて表現したのが上條さんの作品の数々です。
日常のゴミを異なった目線で見る。
それはとりもなおさず、わたしたちの自己回復の一歩であるかもしれません。
上條暁隆経歴
作家Webサイト
プライスリスト
作品の価格は2013年8月まで有効です。
作品を購入後希望の方は、恐れ入りますが、下記までメールにてご連絡をお願い致します。
折り返し送金方法、納品時期等をお知らせ致します。
(作品が配送の場合、勝手ながら送料はお客様のご負担とさせていただきます。)
なお、作品納入後一ヶ月以内の返品は受付させていただきます
fuku-mac@@kc4.so-net.ne.jp
(*お手数ですが@を一つ取ってから送信してください。)
iGallery DC 上條暁隆展
会期:2012年9月16日(日)〜10月14日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜19:00
会場アクセスと展覧会スケジュール