畠山康子展
HATAKEYAMA Yasuko
壁面別の展示をご覧下さい。
展示室A、左側の壁面です。
展示室A、右側の壁面です。
展示室B、左側の壁面です。
展示室B、右側の壁面です。
以上の11点で畠山康子展は構成されています。
(展示室Bのコーナーにも作品が1点あります。)
作品の詳細をご覧下さい。
展示室A、左壁面の作品です。
左からタイトル「2012-1」(油)でサイズF8、「2024-1」(アクリル、水干絵具、油)でP60 、「2024-6」(アクリル、水干絵具、油)でP20です。
展示室A、窓際と右壁面の作品です。
左から「2024-10」(アクリル、水干絵具)でF4、「2024-2」(アクリル、水干絵具)でP60です。
展示室B、左壁面と窓際の作品です。
左から「2024-5」(アクリル、水干絵具)でP20、「2024-4」(アクリル)でP20、「2024-9」(アクリル、水干絵具)でF4です。
展示室B、右壁面とコーナーの作品です。
左から「2024-3」(アクリル)でF30、「2024-8」(アクリル)でF6、「2024-7」(アクリル)でF4です。<作家コメント>
描きたいと、思う出会い。
ある時は、足元に、、ある時は、心に浮かぶ色と、形を、忘れることが、できない。
それを、なんとか表してみたい。
畠山康子さんの絵画作品を大きく二つに分けると、動的なものと静的なものになるかと思います。
いずれも抽象画に見えますが夫々具体的なモチーフがあります。
動的なものでは展示室Aの左壁面中央にある「2024-1」は芋を描いています。
芋は時間が経てば腐敗して絵の下半分のように崩れていきますが、それでも上の部分は芽が出て上に延びていきます。
畠山さんはその状態に眼が釘付けになったそうです。
それを何とか絵にしてみたいという強い気持ちが湧いて、それを押さえることが出来ません。
理屈を超えた表現衝動です。静的な作品では展示室Bの右壁面左の「2024-3」は蜥蜴がモチーフになっています。
こちらは静物画のようにジックリ見て抽象化し、言わば標本のようなスタイルで描写しています。
これにも理屈はなく、出会いがあってただただ描きたい欲望から生まれた作品です。恐らく、多くの美術家の表現衝動も同じようなものではないかと思います。
理屈は自作と対話することで、後からやって来ます。
ただ畠山さんの表現衝動はピュアで本人も幾分戸惑っているように感じました。
しかしそのピュアな出会いの衝動が絵にも良く表れていて、作為のない風通しの良い表現になっています。
自分自身の気持ちを大切にした、素直な感情が色や形になって、畠山さんらしい造形作品として展示されています。
人が絵を描く、描きたくなるという、絵画の原点に重なる作品かもしれません。ご高覧よろしくお願い致します。
会期
2024年11月4日(月)ー11月9日(土)
11:30ー19:00(最終日17:00)
会場案内