番留京子展
The Savior is coming
VENDOME Kyoko
番留京子展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の16点が展示室の展示で、その他小展示室に4点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品はすべて木版画で油性絵具を使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端、左から2番目の作品です。 。
左はタイトル「savior_yogen」で、サイズ595x420mm、
右は「savior_yogenII」で、415x600mmです。
正面壁面、左から3番目、4番目の作品です。
左は「The Power of Kujakumyoo」で、905x590mm、
右は「いちばんのり」で、385x270mmです。
左壁面、左から5番目、右端の作品です。
左は「savior_ama 06」で、595x420mm、
右は「笑届けます」で、385x270mmです。
正面壁面、左端、中央、右端の作品です。
左は「The power of Koshin」で、905x590mm、
中央は「CIVIT ギュッ」で、1620x1620mm、
右は「The powar of Daiitokumyoo」で、905x590mmです。
右側壁面の作品です。
「The savior is coming」で、1620x5280mmです。
入口横壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左は「Okey Im buddha」で、205x150mm、
中央は「幸わせいかがですか」で、205x150mm、
右は「Grow Grow」で385x270mmです。
入口横壁面、左から4番目、5番目、右端の作品です。
左は「Bullfighting」で、205x150mm、
中央は「ここへいらっしゃい」で、205x150mm、
右は「I found happiness」で205x150mmです。
〈作家コメント〉
「明けない夜はない」と願って全世界の人々が叫ぶ今だから
The savior is coming. 救世主はやってくる
私の作品の根底には「みんなに元気を贈りたいwith love 」があるのですが
特に今回は笑顔いっぱいになって帰って頂けたらと心から願いつつ制作しました。
いつも元気な番留さんは新型コロナウイルスによるパンデミックにも負けていません。
あっちからこっちから神様、仏様を招来して、盛大な神頼みをしています。
お得意の木版画を駆使して、カラフルにビッグに、神頼みをしています。
日本人は神様、仏様が好きです。
神社にお寺に路傍に町や村の辻に、神様、仏様がいます。
日本は災害が多い風土だからかもしれませんが、それ以上に賑やかなことが好きだからです。
神様、仏様に歌って、踊ってお願いするのも好きです。
そんな賑やかさが番留さんの版画にはあって、その勢いでコロナウイルスをギュッと握り潰しています。
明治以降、美術はファインアート(純粋美術)と工芸に分けられました。
版画は浮世絵に代表されるようにサブカルチャーでしたが、ファインアートに格上げ(?)されました。
番留さんの木版画もファインアートなのですが、どこか庶民の芸能の雰囲気があります。
元来、芸能は信仰を出自としています 。
そして庶民の芸能はとても賑やかで派手です。
そんな雰囲気が番留版画にあって、とっても芸能なのです 。
芸能は喜怒哀楽を表現します。
番留版画の底に流れる楽しさも芸能的です。
プリミティブな木版画の感触を活かしながら、画面からはち切れるような描画の数々。
熊野の語り部(芸能)でもある番留さんを存分にお楽しみ下さい。
そしてコロナ退散をお願いしましょう!
ご高覧よろしくお願い致します。
本展がYouTubeで詳細に紹介されていますのでご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=GKx0MdqBdfw
会期
2021年3月9日(火)ー20日(土)
日曜休廊
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内