瀬田哲司
-contemporary medal-
SETA Tetuji


瀬田哲司展
の展示風景です。




以上の4点が展示室の展示で、その他小展示室に7点(特別記念メダル)の展示があります。
本展はメダルアートの展示で作品はSilver950です。
作品の詳細をご覧下さい。



作品番号01の作品です。
タイトル「Dryopteris erythrosora」でサイズ65×66×23mmです。



作品番号02の作品です。
タイトル「Farfugium japonicum」でサイズ105×114×39mmです。



作品番号03の作品です。
タイトル「Caryatia japonica」でサイズ144×123×39mmです。



作品番号04の作品です。
タイトル「Taraxacum officinale」でサイズ110×107×18mmです。

なおオンラインで同時開催展も見ることができます。
下のQRコードからアクセスして下さい。



メダルアートはヨーロッパの伝統芸術であるMEDALを起源として発達した芸術表現です。
瀬田哲司はメダルアートの国際的な大きな賞を二つ受賞し大英博物館などで作品が収蔵されるコンテンポラリーメダルを代表する作家です。

瀬田さんはもともと金属彫刻の作家で、インスタレーションで作品を表現してきました。
近年はコンテンポラリー(現代的)メダルアートに表現を集中しています。

メダルといえば直ぐにオリンピックのメダルが思い浮かびます。
金メダル、銀メダル、銅メダル。
そのメダルを目指して、アスリートは全精力を注いでトレーニングに励み、ゲームに臨みます。
メダルが取れるかどうか、それはアスリートの一生を左右する死活問題です。
円盤型の金属はそれほどに栄誉と富を表しています。

メダルの出自はコイン(貨幣)で、メダル自体はルネサンス期に出現しました。
瀬田さんによれば、メダルの要素は「円盤型」「金属製」「表と裏」「文字」「人物像」などがあるそうです。
そのうち「人物像」以外の要素を瀬田作品は持っています。
そしてそこに新しい解釈を盛り込み(例えば表と裏をスライドさせ、同一方向から「表と裏」が鑑賞できる)、よりコンテンポラリーで個性的なメダルアートを目指しています。

モチーフは植物がメインで、その精緻な造形と質感が見事です。
手に取って、いつまでも愛でたい誘惑にかられる作品です。
栄誉や富とは異なる、「造形の美しさ」の追求が瀬田さんのメダルにはあります。
本展を機会にメダルアートの可能性に多くの方が興味を持っていただければと思います。

ご高覧よろしくお願いします。

プライスリスト

会期
2020年6月29
日(月)ー7月4日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内