大家泰仁
ーimage 影像ー
OOYA Yasuhito


大家泰仁展
の展示風景です。



各壁面をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の14点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品はすべて水彩紙、下地、鉛筆を使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、 左端、左から2番目の作品です。
左はタイトル「影像/野景 No.1」でサイズ318×410mm、
右は「影像/光景」で318×410mmです。



左壁面、左から3番目、右端の作品です。
左は「影像/響 」で364×515mm、
右は「影像/遠景 」で530×455mmです。



正面壁面 、左端、右端の作品です。
左は「影像 No.12」で910×652mm、
右は「影像/時空の楼閣」で1168×1100mmです。



右壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は「影像/宵闇(よいやみ) 」で318×410mm、
右は「影像/野景 No.2 」で318×410mmです。



右壁面、左から4番目、右端の作品です。
左は「影像/未明の森 No.1で257×364mm、
右は「影像/未明の森 No.2」で300×300mmです。



右壁面、左から5番目、右端の作品です。
左は「影像/未明の森 No.3 」で300×300mm、
右は「影像/遠景 No.2」で318×410mmです。



入口横壁面、左端、右端の作品です。
左は「影像 No.11」で606×727mm、
右は’「影像/時空の楼閣 No.2 」で1168×1100mmです。

<作家コメント>
今回の個展のテーマを「影像」と云う。
制作では画面上の影のような形を、繋いだり切り離したりして、いろんなイメージを浮上させる。
そうして作画を通じたイメージを拾い上げることで、風景のような絵を描いている。

大家さんの制作方法は、まず水彩紙に下地(ジェッソなど)を作り、鉛筆で黒く塗り潰します。
そこからイメージを採取して、絵を作り上げていきます。
部分から着想を得て全体に広げていく手法で、モチーフがないところからのスタートです。
描画の核となるのは風景、もしくは風景のようなフォルムです。
そしてそれは現実と記憶の中の風景が入り混じったものです。

わたしたちが風景を見るとき、時としてそこに記憶の中の風景が含まれることがあります。
初めて訪れたの場所なのに懐かしさを感じた経験はないでしょうか。
その記憶は、実際の経験に基づくもの以外にも、写真や映画で見た風景も含まれ、夢の中のものもあるかもしれません。
ですから、風景は人によって微妙に違って見えてもおかしくありません、
大家さんの描く風景は、そんな風景の多面性に着目したものと言えるかもしれません。

描画特色は、何といっても鉛筆のトーンです。
画材としては日常的な鉛筆の特色を引き出した、グレーの諧調の美しさ。
無彩色なのに多彩な色さえ感じさせます。
透明感があって、しかも燻(くす)んだニュアンスも加味された変化ある画面。
鉛筆の魅力が遺憾無く発揮されています。

作品の傾向は幾つかに分かれます。
抽象画に近い描写、具体的な風景を想像させるもの、即興的なドローイングのようなもの。
そのどれにも美しい諧調がありますが、最近作の左壁面の4点が印象に残ります。
風景から何かが生まれるような予感があるからです。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

会期
2020年3月30
日(月)ー4月4日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内