藍 画 廊


藤岡きよ美展(小澤清美)
ー旅への衝動ー
FUJIOKA Kiyomi


藤岡きよ美展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。



テーブル上の展示です。

以上の22点が展示室の展示で、その他小展示室に5点の展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「2016.1」(キャンバス・アクリル絵具・カラーマーカーペン)でサイズF20です。



左壁面、右側の8点の作品です。
「2016.2〜2016.9」(キャンバス・アクリル絵具・紙・カラーマーカーペン)でSMです。



正面壁面の作品です。
「2016.10」(金網・水性ペンキ・軟質樹脂粘土)で1100×900×460mmです。


 


右側壁面の作品8点です。
「2016 ドローイング1〜8」(紙・カラーマーカーペン・鉛筆) でF1です。



入口横壁面、左端と中央の作品です。
「知床風景1〜2」(紙・カラーマーカーペン)で195×285mmです。



入口横壁面、右端の作品です。
「2015. October」(キャンバス・アクリル絵具・紙・カラーマーカーペン)でF25です。



テーブル上の展示をランダムに選択した作品画像です。

<作家コメント>

涼しくなり、真新しい白いカーディガンに袖を通した。
それをはおるという行為は、何処へ私を向かわせて行くだろうか…
明るい朝の光なのか…それとも、暗闇なのか…。
作家がどうであろうと、作品は発表された瞬間に自立していく。
永遠の旅へと歩み出すのだ。
作家はそれを手助けする役者にすぎない。
無限の宇宙への旅へと、解き放たれていくのだ。


藤岡さんの作品は重層的です。
一つの作品の中に平面と立体が同居していたり、ペインティングとドローイングが入り混じっていたりします。
そして、空間と時間が複雑に交錯していて、旅の過程を描写しています。

旅は未来に向かって進みます。
行先で何が起こるか分からず、何が待っているか分かりません。
同時に、旅は過去へも向かいます。
自身の履歴が旅の進行と共に浮かび上がってきます。

藤岡さんは旅をテーマにして、未来へ自己を投企しています。
その原資は自らの過去です。
自分が歩んできた道のりを、知らず知らずのうちに視覚化しているのです。
そしてその自己を乗り超える時、作品は過去から未来に転化されます。

とまぁ、ややこしいことを書きましたが、テーマに囚われず作品に触れるのが一番かもしれません。
リズム感のあるドローイングと、そのドローイングを取り込んだペインティング。
金網の透明感と空中にバラ撒かれた色彩の楽しさ。
小立体の自由闊達な遊戯。
それらが一体となって、画廊に一つの世界を現出させています。
これは、作品の中に入って楽しむのが何よりです。
それこそが藤岡さんの狙いかもしれませんから。

ご高覧よろしくお願いします。

プライスリスト1

プライスリスト2

2014年藍画廊個展

会期

2016年10月3日(月)ー8日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内