阿片陽介展
AGATA Yosuke
阿片陽介展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の6点が展示室の展示で、その他小展示室に6点の展示があります。
作品はすべて陶土・下絵具・釉薬を使用しています。
作品を1点ずつご覧下さい。
左壁面、左端の作品です。
タイトル「四角く白いふたつつ」でサイズ500(H)×470(W)×230(D)mmです。
左壁面、右端の作品です。
「交差する黒いふたつつ」で570×365×245mmです。
正面壁面の作品です。
「丸くて赤いふたつつ」で530×480×300mmです。
右壁面、左端の作品です。
「二つ口のある緑のキャップ」で545×470×260mmです。
右壁面、右端の作品です。
「角ばってて走らない紫のタイヤ」で560×545×190mmです。
入口横壁面の作品です。
「瓢箪頭のふたつつ」で1325×510×330mmです。
〈作家コメント〉
「陶の造形方法の一つである紐作りは、形の輪郭を、粘土を膜状に積み上げることよって成形します。
一気には進まず、形を作るのに遠回りのようですが、この素材でしか起こらない面白い行為だとも思います。
行き先を決めず、思いもよらない形ができるのを期待しながら作りました。」阿片(あがた)さんの陶の作品の第一印象は、発色の良さです。
下絵具と釉薬を使って着色していきますが、その加減が絶妙で、色が際立っています。
渋い色合いも良いし、艶やかな色合いも又良しです。
色を纏ったフォルムは、伸び伸びとしていて大らかでユニーク。
抽象的な形態ですが、堅苦しがありません。
モダーンの対極にあるような温もりと、まったりとした曲線が心地よい。
それでいて、懐古的かといえば、今の時代の空気を吸った作品です。
古くささが全然ありません。
根源的な生の、現代的な表現になっています。
これは結構稀なことではないかと思います。
藍画廊には珍しい陶の作品です。
実用から離れた陶の作品で、特段の技法や特異な視点があるわけではありません。
しかしながら、眼を惹きつけて止まない何かがあります。
それは、作品が日本という風土に根ざしているからではないでしょうか。
足下の確かな、作品だと思います。
ご高覧よろしくお願い致します。
会期
2015年12月7日(月)ー12日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内