宮崎むつ展
MIYAZAKI Mutsu
宮崎むつ展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
左から、タイトル「私の庭」でサイズ53.0×53.0cm(S10)、「私の庭」で53.0×53.0(S10) ×4点です。
正面の壁面です。
左から、「春の再開」で53.0×53.0(S10) ×4点、「私の庭」で53.0×53.0(S10) ×4点です。
右側の壁面です。
「私の庭」で53.0×53.0(S10) ×4点です。
入口横の壁面です。
「私の庭」で53.0×53.0(S10) ×4点です。
以上の6点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
展示室の作品はすべてキャンバスに油彩、ボールペンです。
左壁面左端の「私の庭」です。
左壁面右端の4枚組「私の庭」です。
4枚組「私の庭」の1点です。
正面壁面の4枚組「春の再開」です。
4枚組「春の再開」の1点です。
正面壁面の4枚組「私の庭」です。
4枚組「私の庭」の1点です。
右壁面の4枚組「私の庭」です。
4枚組「私の庭」の1点です。
入口横壁面の4枚組「私の庭」です。
4枚組「私の庭」の1点です。
〈作家コメント〉
小さな庭の中に,小さな命の輝きが満ちています。
私は毎年,毎日,次々とかおを現し,
そして枯れ,土に還っていく植物の命の輝きをみつめ,育て続けています。
そこから得た元気や喜びを表現したいと願っています。
宮崎さんの作品の特色の一つはボールペンを使用していることです。
前回はその特色が前面に出た展示でした。
今回は油彩と同等の使い方で、すっかり画面に馴染んでいます。
むしろ隠し味的な使用法で、絵に奥行きとほど良い緊張感を与えています。
宮崎さんの作品を注意深く見れば、それが多くの層で成り立っていることが分かります。
油彩の面、点、線とボールペンの線。
これらが繰り返し描かれることによって、複雑な色合いと形が生まれています。
それは時間の層となって、モチーフである庭の四季の繰り返しと重なり合います。
深い、作品です。
作品は、作者と作者の庭との長きに渡る対話を表しています。
数十年にも渡る対話は、同じことの繰り返しのようであって、微妙に異なります。
その集積は多彩な表情として、画面に表出されています。
人が歳を取ることとは何だろう。
宮崎さんの作品を見ていたら、ふとそんな考えが頭に浮かびました。
植物も人間も土に還る。
土に還るけれども、それは断絶ではない。
そこから何かが生まれ、何かが伝わる。
それを識ることが、歳を取ることなのかもしれません。
ご高覧よろしくお願い致します。
2009年藍画廊個展
会期
2013年11月4日(月)ー11月9日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)