藍 画 廊



菊池絵子展
-旅行-
KIKUCHI Nuiko


菊池絵子展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。
6点の展示です。



正面の壁面です。
6点の展示です。



右側の壁面です。
5点の展示です。



入口横の壁面です。
4点の展示です。

以上の21点が展示室の展示で、その他小展示室に1点、事務室壁面に1点の展示があります。



左壁面の左端の作品です。
タイトル「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 1」でサイズ100(H)×148(W)mm、紙に色鉛筆です。



左壁面、左から2番目の作品です。
「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 2」で350×250、紙に色鉛筆です。




左壁面、左から3番目の作品です。
「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 3」で 140×180、紙に水彩です。



左壁面、左から4番目の作品です。
「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 4」で400×500、紙に色鉛筆です。



左壁面、左から5番目の作品です。
「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 5」で100×148、紙に色鉛筆です。



左壁面、右端の作品です。
「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 6」で350×250、紙の色鉛筆です。



正面壁面、左端の作品です。
「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 7」で91×55、紙に色鉛筆です。


500×650
正面壁面、左から2番目の作品です。
「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 8」で500×650、紙に色鉛筆です。



正面壁面、左から3番目と4番目の作品です。
左から、「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 9」で180×140、紙に水彩、「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 10」で91×55、紙に色鉛筆です。



正面壁面、左から5番目と6番目の作品です。
左から、「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 11」で140×180、紙に水彩、「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 12」で100×148、紙に水彩です。



右側壁面、左端の作品です。
「ごはん、森、6 枚の紙 1」で250×350、紙に色鉛筆です。



右壁面の左から2番目と3番目の作品です。
左から、「ごはん、森、5 枚の紙 2」で100×148、紙に色鉛筆、「ごはん、森、5 枚の紙 3」で148×100、紙に色鉛筆です。



右壁面、左から4番目の作品です。
「ごはん、森、5 枚の紙 4」で500×400、紙に色鉛筆です。



右壁面、右端の作品です。
「ごはん、森、5 枚の紙 5」で100×148、紙に色鉛筆です。



入口横壁面、左端と左から2番目の作品です。
左から、「ごはん、森、5 枚の紙 7」で148×100、紙に色鉛筆、「ごはん、森、5 枚の紙 8」で100×148、紙に色鉛筆です。



入口横壁面、左から3番目の作品です。
「ごはん、森、5 枚の紙 9」で500×400、紙に色鉛筆です。



入口横壁面、右端の作品です。
「ケーキ、ネス湖、3 枚の紙 14」で148×100、紙に色鉛筆です。


〈作家コメント〉

この絵に描かれた幾つかのモチーフと余白を巡る目の移動は、旅する事とよく似ている。
自分が今居るのとは別の場所の事を、豊かに想像できる私たちの能力と、それを使った旅、について考える作品。



今回の菊池さんの展示は「ケーキ、ネス湖」シリーズと「ごはん、森」シリーズの二つで構成されています。
「ケーキ、ネス湖」シリーズは、イチゴのショートケーキとネス湖とネッシー、「ごはん、森」シリーズはごはんと梅干し、森と一角獣が描かれています。
いずれも描かれたモノは、いつものように細密に描写されていています。
展示をシリーズ二つに絞ったことで、浮かび上がってくるのは、背景となった紙の存在です。

紙や布は菊池さんの作品では重要な位置を占めています。
それは紙や布であると同時に世界のすべてです。
本展の例で言えば、ショートケーキの生クリームであったり、湖であったり、白米のごはんであったり、森であったりします。
そしてそれが単なる紙であることも明示されています。
タイトルにもある、紙の枚数ですね。
それによって、わたしたちは想像の旅に奥行きを得ることができます。

本展の作品、素っ気ないと言えば素っ気ない作品です。
紙に色鉛筆か水彩で、多くは余白の白が目立ちます。
展示も紙が壁に貼り付いているだけ。
とてもシンプルです。

しかし、しかしです、これらの作品は次元の違う完成度を持っています。
一つの完結した世界像が提示されている。
その表現の固有性は衝撃です。
慎ましく簡潔なドローは圧倒的な説得力を有しています。

ここにある視点は唯一無二です。
視点を支える技術力も秀逸です。
美術がなし得る表現の愉悦がここにはあります。
連休の不規則な開廊ですが、お見逃し無き様、よろしくお願い致します。
くどいようですが、滅多に見られる作品ではありませんので、是非お出かけ下さい。

2007年藍画廊個展
2008年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年iGallery DC『DC1』
2012年iGallery DC


会期

2013年4月30日(月)ー5月11日(土)

日曜祝祭日休廊

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内