上の画像は、地中海のマルタ島にある女神の下半身をモチーフに佐藤さんが描いたものです。
(女神像が創られたときは全身像でしたが、現在は下半身しか残っていないそうです。)
スカート像ですね。
それをOHPシート(透明のシート)にプリントして、壁面にピン留めしてあります。
画廊入口から見て左側の壁面に八点展示されています。
サイズは13(H)×15(W)cmです。
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こちらの作品が本展のメインになる作品です。 高さが130cm、直径が230cmあります。 プリントしてあるOHPシートを貼りあわせたものです。 プリントはHTML形式のファイルがプリントしてあります。 Webページのソースです。 今ご覧になっているブラウザがIEでしたら、表示メニューのソースにしてみて下さい。 テキストが現れましたね。 それが、このページのソースです。 〈〉で括られた青い文字をタグといいます。 フォントやレイアウト、画像ファイルの挿入などの指示がそこに書かれています。 そのソースを、佐藤さんは加工してOHPシートにプリントアウトしました。 |
この作品は中に入って観賞することも出来ます。
スカートの中に入ってグルリと周りを見てみましょう。
佐藤さん曰く、「マザコンのスカート」→「under The Mother Computer」。
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中に入ってモデルを務めていただいたのは藍画廊のアシスタントです。
シートにプリントされた文字は、中から見ると正しく表示されます。
周りから見るとシートの裏側を見ていることになります。
ただし、文字はタグと一部を除いて佐藤さんが文字化けさせています。
先ほど加工といったのは、強制的な文字化けのことです。
ですから、中に入っても読めるのは佐藤さんが選んだ数単語(1ページにつき)だけです。
右はスカートの下の床に置かれたゼンマイ仕掛けのクルマです。
プリントされたOHPシートの破片を積んでいます。
クルマは六台あります。
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スカートの中に入って撮影しました。
文字化けがお分りでしょうか?
シートの中の画像は、佐藤さんの過去の作品(部分)をデジタル処理したものです。
又、道路側ウインドウにもOHPシートにプリントした作品(60×60cm)が展示されています。
本展は作品の内側に入ったり、プリントされたシートの破片を鑑賞者が任意に壁面の作品やクルマに加えることもできます。
鑑賞=参加を強く意識した展覧会です。
御高覧よろしくお願いいたします。
2001年11月5日(月)-11月10日(土)
11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内
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