伊藤信明展の展示風景です。
画廊入口から見て、正面と右側の壁面です。
壁面の作品左から、
「sparring」で、41x30x15cm。
「wrestling」で、54x30x19cm。
「torso」で、40x30x15cm。
(壁面左端にも「fly」35x39x11cmが一点あります。)
手前台座の作品左から、
「gorilla」で、34x53x40cm。
「dance」で、40x50x40cm。
「bird 」で、41x62x40cm。
入口横右の壁面です。
壁面は、
「swimmer」で、40x70x10cm。
台座の作品は、
「soldier」で、27x32x25cm。
左側の壁面です。
台座左から、
「ballerina 」で、51x32x30cm。
「waltz」で、43x32x20cm。
「victory」で、50x27x25cm。
「kabuki」で、49x25x22cm。
「head」で、25x25x25cm。
壁面の棚の作品、
「lovers」で、16x10x7cm。
以上画廊内の作品は十五点で、その他道路側ウィンドウに一点の展示があります。
もう少し各々の作品に近づいた画像をご覧いただきます。
左側の壁面の四点です。
さて、この立体作品の素材は何でしょうか。
木でしょうか?
鉄でしょうか?
それとも、プラスティックでしょうか?
いずれもハズレで、正解はボール紙です。
ボール紙で形を作り、その上にポリエステル樹脂を塗って整形し、アクリル系顔料で彩色したものです。
中央の台座の作品です。
どう見てもボール紙には見えませんが、この造型はボール紙でしか作れないものです。
全体に不思議な軽さがあるのも、ボール紙の質量感でしょうか。
彩色で立体感が強調されていますが、不自然ではありません。
非常に素直な作品です。
正面の壁面の作品です。
台座の二点の青の作品以外は彩度が低く、地味な色相が多いのですが、重くはありません。
適度に落着きがあって、フォルムはノビノビとしています。
作品に無理がないのですね。
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入口横右の壁面の作品です。 三点のパーツからなる連作に見えます。 タイトルは「swimmer」。 泳ぐ人、ですね。 流れるような動きが、造型と彩色に表現されています。 立体と平面が融合したような作品です。 これは他の作品にも当てはまると思います。 |
ボール紙の造型と彩色。
子供時代の工作を思い出します。
構えず、自由に遊んで作ったカタチと色。
それが作品に高度な造形と共に同居しているのが、何とも面白い展示です。
ご高覧よろしくお願いいたします。