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iGallery's eye vol.1(アイズ アイ vol.1)

kaidan


<iGallery's eye/アイズ アイ  について>


iGalleryはWebを本拠地としたGalleryです。
又、ふくだまさきよ個人のGalleryでもあります。
Web限定の展覧会は今のところ考えておりません。
展覧会の企画及びご案内、報告を主といたします。
わたしは、倉品みき子の運営する京橋の藍画廊で補佐的な仕事をしてまいりました。
それ以前は阿佐谷で「西瓜糖」というCafe&Galleryを経営いたしておりました。
(現在は大町夫妻が経営しております。)
いってみれば、現代美術に末端で細々と関わってきたわけです。
その関わりの中で感じた事を、Web Pageで活かせないかと去年あたりから考えてきました。
実を言うと、去年暮れに藍画廊でわたしが企画した「美」と「術」展1999に合わせて開設する予定でしたが、基本的な構想がまとまりませんでした。
その展覧会の期間中に本展の企画依頼がギャルリー伝の岩田さん、秋川さんよりありました。
時間的余裕がなかったので作家の選定の基準を早急に考えました。
期間的にみて二人を選出すること、個展とすること、表現に共通項が見られること、を基準にして、伊東篤宏君と奥村綱雄君に依頼いたしました。
(言うまでもないことですが、優れた作品を発表してきた作家であることが第一基準ですが。)
急なスケジュールにもかかわらず作家の快諾を得られ、展覧会の準備へと進みました。
打ち合わせで作家と展覧会の在り方や日本における現代美術の存在を話すうちに、自然の流れで本ページの開設が決まりました。
わたしが持ち越してきた課題が両君のインスパイアによって一歩前進したわけです。
又、会場を問わず展覧会をシリーズとして継続する事も決まりました。
それが、<iGallery's eye/アイズ アイ>です。
eye=アイ=視点は「今、ここに、存在するわたし」です。
では、このWEB PAGEで何をやるか?
まずはご案内をいたします。
展覧会の会場写真も掲載いたします。
それから先は進行とともに考えていきたいと思います。
(とりあえず場があれば何かおきるはずです。それを育てて行くのはわたしであると。)
インターネットは生活の一部(あるいは主体)となりつつあります。
このネットワークがどういう可能性を持って進んでいくのか見当がつきません。
唯、その場に身を置いて現代美術について考えていくことは面白そうです。
気軽にアクセスして下さい。
わたしも力を抜いて始めます。
よろしくお願いいたします。




iGallery's eye vol.1/アイズ アイ vol.1


企画 ふくだ まさきよ+ギャルリ伝


伊東篤宏 3/02(木)ー3/14(火)

[蛍光管によるインスタレーション]

奥村綱雄 3/16(木)ー3/28(火)

[蛍光管によるインスタレーション]

会場:Gallery 伝 Floor 2 世田谷区経堂5-29-20
phone:03-3706-7127
時間:12:00ー21:00
休廊日:水曜日


展覧会イメージ写真

keikoutou

展覧会テキスト

蛍光灯

伊東篤宏奥村綱雄、この二人は好奇心が強い。
「いったい日本はどうなっていくのだろうか?」といった
大問題を、あくまでも日常的な好奇心から探っていく。
そこがわたしとの接点であるような気がする。
さて、展覧会の依頼をして制作の打ち合わせをすると奥村
君も蛍光灯を使った作品を作ると言う。
伊東君は蛍光灯の光と音を使って、日常に潜むノイズを現
出させてきた作家である。
奥村君といえば、視点をずらすことによって通常の世界観
揺さぶりをかけてきた作家である。
伊東君は産廃関係とバチンコ店の掃除、奥村君はビル常駐
警備員
、わたしは場外馬券場の飲食店勤務
ま、どちらかといえばクライ仕事場ですね。
その三人が戦後の日本を異常に明るくした蛍光灯に憧れる
のは当然だが、それだけではない。
蛍光灯のCOOLな誘惑も知っている
絶命寸前の蛍光灯の悲しさも知っている。
ところで、光に平等、不平等ってあるのでしょうか?
どうもわたしは、蛍光灯は平等な光だと思うのですが。
蛍光灯は誰にでもフラット(平等)な光を当てる、だから
戦後あれだけ普及したと。
しかし蛍光灯は陰(影)が出来にくい。
そこが問題だ
      企画 ふくだ まさきよ(iGallery)



伊東篤宏展示作品

奥村綱雄展示作品


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