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「柿」


わたしの生活は、仕事の関係でウィークディと週末でサイクルが変わります。
ウィークディは普通の人とほぼ同じで、午前七時台に起きて、午後の十二時頃には寝ます。
週末は仕事の本番で朝が早いので、午後九時には寝て、午前四時台に起きます。

その繰り返しなのですが、時々週末のサイクルを引きずることがあります。
夕食と風呂が済んで特に用事がないと、早々と寝てしまうのですね。
ここ一週間がソレです。

早く寝れば、当然早く起きます。
早く起きて何をするかといえば、天気が良くてその気になれば、散歩です。
本当は夕暮れの散歩の方が好きなのですが、少し寒くなってきたので朝にしています。
散歩のお供は、iPod miniとデジタルカメラです。



柿です。
散歩途中で撮った柿の木です。
背景の空が、秋ですねェ。

わたしは概ね町中で育ちましたので、農家といえば母の実家が頭に浮かびます。
母の実家の東側の小さな庭には一本の柿の木がありました。
柿の木の向こうは一面の田圃でした。
その所為か、農家といえば庭に柿の木のある家を想像します。
事実、実家周辺の農家にはたいてい柿の木がありました。

子供時代、、木に成っている果物で良く食べたは無花果(イチジク)です。
よその家の庭の無花果を失敬して食しました。
(農村育ちは方は桑の実を良く食べたようですね。)
当時の町中の家の庭には、どういうわけか無花果の木が多かったのです。
後年、果物屋さんで無花果が売られているのをみて不思議に思ったほどです。



わたしが撮影したのは農家の一本の柿の木ではなくて、柿の畑です。
わたしが居住している山梨の地方は果樹農家の多いところで、葡萄や桃の畑があちこちにあります。
柿も名産で、葡萄や桃ほどではありませんが柿畑も少なからずあります。
上の画像はその柿畑の一部を写したものです。

子供の頃は高く見えた柿の木も、今となっては意外に低い木です。
これが密生している様は、正直いって「農家の柿の木」のような風情はありません。
何だかジャングル状態ですが、これはこれで良い景色です。
(栽培効率を考えたら、やはりこうなるのでしょうね。)



しかし、秋の空と空気には柿が似合いますねェ。
抜けるような青空と澄んだ空気。
樹木の間に点々と成る柿の黄赤色。

柿を木から直接採った記憶は余りないのですが、柿も良く食べました。
八百屋で買うか、いただき物をおやつで食べました。
あの堅い歯触りと甘さが好みで、わたしが一番好きな果物かもしれません。
(果物一般が好きで何でも食べますが、親しみがあるのやはり柿ですね。)



ラストショットです。
今年の柿は猛暑の影響で甘味が強いそうです。
知合いからいただいた柿も美味しかったし、職場でパートの人が持参した柿も美味でした。
果物屋さんで山梨の柿を見かけたら、この画像の風景を思い出し、良かったら買ってあげて下さいね。
(誰に頼まれたわけでもありませんが)よろしくお願いいたします。


撮影中、散歩のお供のiPod miniから流れていたのはGrateful DeadとLittle Feat。
アメリカンミュージックの神髄、と形容したくなる音楽です。
WWWの
Internet Archiveからダウンロードしました。
次回の「Post-it」の更新は、正しい(?)オンラインミュージックの聴き方を予定しています。
秋の夜長、ナイスな音楽をダウンロードしてホームメイドCDを作るお話です。
それでは、又。