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写す


九月の声を聞いた途端、朝晩が涼しくなって過ごしやすくなりました。
今は九月の真ん中。
初秋です。
わたしの西荻のアパートの近くに善福寺公園があります。
アパートから歩いて公園を一周して帰って来ると45分ぐらい。
丁度いい散歩コースなので、休日朝(昼)起きると良く行きます。
その善福寺公園も徐々に秋の気配を見せつつあります。



左は公園の入口からのショット。
入口と言っても、わたしのアパートから行くと入口になるだけで正式の入口かどうかは分りません。
公園は大小二つの池を中心に、回遊するかたちで造られています。
写真は小さい方の池です。
この池の方がより自然に近く、静かな佇まいを持っています。
右は池沿いの小径。


これは公園のベンチです。
何か秋っぽいでしょ。
このベンチに座って、秋の陽を浴びながら読書している人を良く見かけます。
贅沢ですね。


小さい池から道路を渡って大きな池の方に行ってみると写生している人がいました。
その日は天気が良かったせいもあって何人もの人が写生をしていました。
わたしは、写生は中学生ぐらいからしていません。
あまり好きではありませんでした。
どちらかというと、部屋の中で空想的な絵を描いている方が好きでした。
でも、今は恐らく嫌いではないと思います。
デジカメで自然を写生するのが好きですから。



写生する人を写す。
何か変ですね。
写生する人は自然を写します。
その人を自然の一部としてわたしは写します
この画像をコンピューターのモニターで見ている人は、「写す」を入れ子状態で見ている訳ですね。
アナログとデジタルの「写す」を。
何となく面白いと思いました。


このショットは、偶然写生する人の前をお二人の老人が横切ったところです。
仲良しですね。
公園は息抜きに訪れる人が多いので穏やかな気に包まれています。
時には変態系の方もお出でになるようですが、ま、愛嬌でしょう。


住まいの近くにこういう公園があるのは幸せなことです。
管理されてはいるが、そこはかとなく自然に近い。
ここが、ポイントですね。




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