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iPhoto


驚愕の・・・・。


わたしのデスクの上にはグレープのiMacが置いてあります。
今はPower Bookで全てをこなしているので、ほとんど使用していません。
いずれ西荻のアパートで妻が使う予定になっています。
先日HDを初期化してOSを入れ直したついでに、デスクトップピクチャーを「Flower Power」にしました。

去年の春に出たiMac「Flower Power」は、iMacのカラーバリエーションの中では一番好きです。
「セルロイドの筆箱みたい」と酷評され、あまり売れなかったモデルです。
売れなかったのは、パターンの所為ばかりではありませんでした。
既にその時には、液晶のiMacの登場が渇望されていたからです。

iMacは、パソコン市場ではニッチメーカーに過ぎないAppleの一製品ですが、そのデザインは多くの分野に影響を与えました。
電化製品や雑貨や日用品がスケルトン(トランスルーセント)になったのを憶えていらっしゃいますね。
わたしが職場で使っている料理用秤(はかり)もスケルトンで、色はブルーベリーとタンジェリンとスノウです。
ブルーベリーとタンジェリンがあるのは分かるのですが、スノウまであるとは・・・・。

さて、そのiMacが今年初めにモデルチェンジしました。
タイトルの「驚愕の・・・・」は、new iMacのデザインが、驚愕のデザインという意味です。
これは、Webで見たNew iMacの記事の見出しにあったものです。
(今回それを使用したのは、タイトルで本文まで引っ張ってくるという策略もありました。悪しからず。)
驚愕とまではいきませんでしたが、わたしもnew iMacのデザインに驚いたことは事実です。

まずは、new iMacの写真をご覧下さい。


有楽町ソフマップの入口、ロビーの所にnew iMacが展示されていました。
ガラスのケースに入れられていますので、触ることは出来ません。
周りから眺めるだけです。
Appleのディスプレイの定石通り、製品の下が白色アクリルボードで、その下からライトがあてられています。


如何ですか?
わたしはWebで最初に見たとき、ヘンなカタチ、と思いました。
何だか鏡餅のようで、ファニーな感じもするし・・・・。
本体の半円球と液晶のパネルの結びつきが唐突で、大げさにいえば「手術台の上でミシンとこうもり傘が出会った」ような印象でした。
WebのMac系サイトの評価も、デザインに関しては明快なコメントがありませんでした。

次は、正面からの写真です。



有楽町ソフマップで実物を見てみると、Webの写真の印象とは違いました。
不思議なことに実物には唐突さがなくて、半円球とフラットパネルの結びつきが自然に見えました。
全体のプロポーションも納得がいきました。
質感が良いし、細部のデザインもしっかりしています。
初代のiMacにあった親しみやすさとクールさがしっかり継承されています。

う〜ん、これはグッドデザインです!
しかも、このオリジナリティには脱帽です。
実物を見てみると、アイデアを時間をかけて現実の製品に仕上げたプロセスが想像できます。
このデザインには時間と金がかかっています。

本体の両横にある透明の球はスピーカーです。
又、本体アップルマークの下に薄く長方形の線が見えますが、そこからCDやDVDのトレイが出てきます。

背面も撮影してきました。



このアングルから見ると、美しさが良く分かると思うのですが・・・・。
キーボードとマウスも本体に合わせて白です。
コネクター類は全部背面です。
一部は前面の方が使いやすいと思いますが、デザイン優先の結果ですね。

本体とフラットパネルを結んでいる金属のアームは可動です。
これがnew iMacのウリで、液晶のパネルを上下左右させて見やすい位置にセットすることが出来ます。
ま、電気スタンドのアレと同じですが、美しさは圧倒的にnew iMacです。
これは便利そうですが、どのくらい便利かは使ってみないと分かりません。

初代iMacがレトロフィーチャー(過去にあった未来)なデザインでした。
new iMacは真正面から未来のデザインと謳っています。
未来が見えない時代に未来をイメージするのは難しいものです。
所詮はカタチだけかもしれませんが、このnew iMacは未来を呈示するのに成功したと思います。


ここからは、付録になります。
このページの制作記のようなものです。
new iMacのページを作ろうと思ったとき、手許に画像がありませんでした。
WebにはAppleを始め多数のnew iMacの画像があります。

Appleのサイトからダウンロードして使おうと思い、Appleに問い合わせてみました。
答えは、画像のみのダウンロード/転載は不可で、ブラウザのウインドウこみならOKということでした。
これはどういうことかというと、下のようになります。



Appleのアメリカサイトをトリミングしながらキャプチャー(画面取り)しました。
要はIEなりナビゲータなりのウィンドウが写っていれば問題なし、ということです。
結局、実物を撮影する機会がありましたのでWebの画像は使いませんでしたが。
実物を撮影してWebに載せることは全然問題ありません。

実は、OSXのAquaを紹介したわたしのWebページに、Appleのサイトからダウンロードした画像があります。
OSXのDockのアップです。
その時は別に問題ないと思ったからです。
今回の問い合せ後、Dockの画像を自分のコンピュータのデスクトップのキャプチャーと差し替えておきました。

上の画面は、new iMacと同時にリリースされたデジタルフォト整理、編集ソフト、iPhotoのページです。
今、貴方が読まれているコンテンツもiGalleryのiPhotoです。
小文字のiがアタマで、その次の名詞のアタマが大文字というのはAppleが元祖です。
ですから、先にiPhotoとネーミングしたのはiGalleryですが、それが既にAppleの真似でしたから、分(ぶ)はAppleにあります。
iGalleryに関しては、藍画廊に所属していてiMacで作り始めたWebページですから、わたしにも多少の分はあります。

ついでですから、iGalleryのテキスト、画像の著作権について書いておきます。
テキスト、画像とも転載、配付は自由です。
但し、美術作品を撮影した写真は作家の了承が必要になります。
iGallery宛に御連絡いただければ、できるだけ御希望に添うようにいたします。

又、テキスト、画像を商用に使う場合は(そういう場合が万一あったとして)御連絡いただきたく思います。
ケースバイケースで考えたいと思っています。



結論です。
new iMacの購入を考えている方は迷う必要はありません。
あのデザインで、あの省スペースです。
絶対に後悔はしない(と思うのですが)。




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