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「iPhone's photo(20)」


iPhone3GをiPhone4に換えようと思っています。
iPhone3G購入後二年経ったので割賦の残金が少なく、iPhone4に換えても、毎月の支払いが変わらないので決心しました。
わたしとしてはこれで四台目の携帯電話になります。
世間一般から比べれば、少ない方と思います。
その昔、周りの携帯がカラーディスプレイの時代に、ずっとモノクロを使い続けていた人でしたから。

そのわたしが二年で携帯電話を換える。
それほどiPhone4が魅力的というより、まんまとAppleの戦略に乗せられたというわけです。
iPhoneG3の電話機能に特に不満はなく、iPhone4のガジェット(オモチャ)としての進化に魅せられてしまったのです。



それで予約初日(6月15日)に、近所のソフトバンクのショップに行って参りました。
予約は午後5時からで、イナカのことですから行列などないと読んで、5時30分に赴きました。
受付の予約表を見ると五番目。
カウンターは三つあって、全部iPhone4の予約に充てられています。

楽勝と思って待つこと30分、名前を呼ばれて受付カウンターへ。
ところがこの時刻あたりから、ソフトバンクのサーバーの調子がおかしくなりました。
アクセスが殺到してサーバーの処理能力を超え、ほとんど反応しなくなったのです。
カウンターのイスに座って待てども待てども、事務処理が進行しません。

カウンターの係員から、自宅でのインターネットの予約を勧められるが、当然そっちもアクセス出来ないはずです。
とにかく待つことにして、iPhoneでソフトバンクの予約サイトを開けると、案の定パンク状態。
1時間以上過ぎて、整理券でも配られるかと思ったら、やっとサーバーに接続可能になり、予約が開始されました。
といっても、事務は割賦の残金の確認と名前を書くだけ。
(受付当初に本人確認の免許証提示と電話番号を訊かれたが。)
あっけない予約処理で、後は入荷後の連絡を待つだけ。
何だか2時間損したような、予約状況を甘く見過ぎたような、iPhone4の予約でした。



iPhone3Gのカメラは、携帯電話でも最低クラスのカメラです。
200万画素で、色の再現性も劣ります。
しかし今度のiPhone4のカメラは500万画素で、しかも画質が優れているとのこと。
アップルの米サイトにサンプル写真が載っていて、それを見ると、iPhone3Gとは段違い。
一説によると、現状の携帯電話のカメラとしては最高クラスの画質だそうです。
(画総数が少ないのは画質には関係ありませんから、500万画素でも撮像素子、レンズ、ソフトウェアが良ければ、優秀なカメラになります。)

かといってこのiPhone's Photoの写真が向上するかといえば、そうならないでしょう。
画質は確実に良くなりますが、腕とカメラの善し悪しは別です。
それでも(携帯)最高クラスのカメラというのは期待できます。
少なくとも、撮る意欲だけは増すと思います。



わたしのiPhoneには多くのアプリケーションが入っていますが、普段使っているのは少数です。
まず電話機能で、iPodとカメラ及びレタッチソフト、それとカレンダーが主な使用です。
メールはメインのパソコンアドレスに迷惑メールが多いので、ほとんど使っていません。
Webは見ますが、別になくてもさほど困りませんし、ゲームもほとんどしません。
要は電話とiPodとカメラさえあれば事足りています。
(だから定額のパケット代が惜しい気がするのです。)

iPhone3Gのカメラは最低クラスですが、いつでも手許にあるのは大きなアドバンテージです。
それとレタッチソフトが豊富で、それで遊べるのが何といっても利点です。
コンパクトデジカメを常時携帯するのは、(いくらコンパクトでも)面倒です。
携帯カメラのサッと出して、サッと撮れるのは想像以上に助かります。
(わたしは記録ではなくスナップ撮影がメインですが、それでも便利です。)

電話とカメラとiPod、この三つを別々に持参することを考えれば、iPhoneは身軽この上ありません。
Android携帯という選択肢もありますが、まだまだ完成度ではiPhoneに及びません。
ガジェットとしての面白さは、現状では、やはりiPhoneの方が数段上です。



わたしがiPhoneのようなスマートフォンに惹かれるのは、機器の形態がパソコンに近いからです。
通常の携帯電話はキャリア(回線業者)の囲い込みで、自由度がほとんどありません。
機能は多機能でも、自分で自由にカスタマイズすることが不可能です。
アプリケーションも商業的なものがほとんどで、同じコンピューター(携帯電話もコンピューターです)でも、パソコンとは雰囲気がかなり違います。
最初に使った頃は、ガジェットの部分も含めてグラフィックやユーザーインターフェイスが稚拙で、大人の使う機器とは思えませんでした。

今はデザイン的に優れたものがあるようですが、ユーザーインターフェイスとの連携に必然性が感じられません。
つまり、全体のデザイン設計思想に一貫性がないのです。
そんなわけでiPhoneのようなスマートフォンを使っているわけですが、世の中の趨勢も同じで、スマートフォンのシェアが増えているようです。
そして、iPadのようなタブレット(タッチパネル)の大ヒットが、コンピューターの今後に影響を与えようとしています。




iPhone's photo(21)に続く