BACK→CONTENTS


iPhoto


オモチャ(Aqua)


わたしは最近寝不足です。
先週の土曜日にオモチャを買って以来寝不足です。
そのオモチャとは、MacOSX(テン)です。
そのオモチャで遊んでいるとついつい夜が更けてしまうのです。



上の画像がMacOSXのデスクトップです。
OSXに同梱(バンドル)されている書類作成ソフトTextEditで遊んでいるところをキャプチャ(スクリーンショット)しました。
TextEditはSimple Textのようなものですが、フォントの変更、ピクチャの挿入も出来ます。
文字の大きさ、色を変えて、OSXのピクチャを張り込んだのが上の名称未設定のファイルです。
今のところOSX対応のアプリケーションが皆無に近いのでワープロはこれでしか出来ません。
(シェアウェアのエディタJeditは対応版が出ています。)
このデスクトップ、ビューティフルだと思いません?
順序が逆になりましたが起動直後のデスクトップをお見せします。


シンプルで綺麗ですね。
デスクトップピクチャーは何種類も入っていますが、このAqua Blueのピクチャーがいちばん好きです。
画面下にあるのがDock。
ここが操作の基本になります。


Dockのアップです。


ゴミ箱がメッシュになりました。
アイコンのデザインは本当に洗練されています。
見ていて惚れ惚れするくらい綺麗です。
アイコンの下の小さな三角マークが起動しているアプリケーションを表します。

今回はMacのOSというマイナーな話題でMacユーザー以外は面白くも何ともないかもしれません。
お許し下さい。
とにかくこのOSはインターフェイスのグラフィックがずば抜けています。
Aquaとよばれるインターフェイスです。
メモリは256MBぐらいないと遅く感じると思います。
そのくらいグラフィックの情報量が多いのです。
このDockのアイコンをクリックしてアプリケーションを起動したり、フォルダ、ファイルを開けます。
(従来の、ハードディスクをダブルクリックからスタートして目的のアプリケーション、ファイルを開ける方法も出来ます。)
Dockの大きさも変えられますし、ポインタを合わせてアイコンを大きくすることも出来ます。
TextEditの画面で、TextEditのアイコンが他より大きくなっているがお分かりでしょうか?
又、開いたウインドウの最小化ボタンをクリックするとDockに吸い込まれてウインドウのアイコンが表示されます。
Dockに吸い込まれたアイコンをクリックすると、ウインドウがグニャ〜っと大きくなってデスクトップに戻ります。
そのプロセスが「アラジンの魔法のランプ」のようなアニメーションで展開されます。
遊べるんですねぇ、このOSXは。



この画像はiTunesで遊んでいるところを撮ったものです。
DockのiTunesのアイコンにポインタを合わせているので「iTunes」と表示が出てますね。
iTunesはフリー(無料)のMP3、CD-R作成及び音楽再生ソフトです。
Appleのサイトからダウンロード出来ます。
このソフトは音楽再生にあわせてビジュアルも楽しめます。
上は「愛の研究」の最後に歌詞を載せた「愛しちゃったの」(作者の浜口庫之助自作自演バージョン)のビジュアルです。
音楽とシンクロしてカレイドスコープのように変化し続けます。
ただし、OSX対応版はCD-Rの作成とビジュアルのフルスクリーン(画面いっぱいに拡大する)は不可です。

OSXはMacOSの次世代OSですが、わたしにはその本来の実力がどの程度のものかは現時点では分かりません。
バンドルされたアプリケーションはまだ使いやすいとは言えないですし、クラッシュも時々あります。
OS本体は噂どおり堅牢ですが、不具合(バグ)や使い勝手などまだまだ改善の余地があります。
一応使えるようになるのは来年になってからではないでしょうか。
従来のソフトがそのまま使えるClassic環境もイマイチ不安定でOS9の単独の使用より遅くなります。
商品としては未成熟の誹りを逃れられませんが、アップデータで改善はされると思います。
わたしの使っている周辺機器、プリンタ、デジカメは対応版のドライバで出ていません。
MOドライブは繋ぐだけで使えました。
バックアップだけは辛うじて出来る状態です。
ま、ぶっちゃけた話、今の段階では「オモチャ」です。
でも、そのオモチャが面白い。
それで寝不足になってしまったのです。

わたしが初めてパソコンにふれた時(六年前ぐらい)、そのインターフェイスにはちょっとガッカリしました。
自分がイメージしていたパソコンの画面と違ったからです。
親和的といわれるMacでさえ、どこか無味乾燥で古くさい感じがしました。
パソコン=未来のイメージがあったからです。
それは勝手なイメージですが、結構そう思っていた人は多いようです。
OSXのAqua、このインターフェイスはわたしの想像に近いものがあります。
どこか胸がワクワクするような未来的な感じです。
初めてパソコンに接する人には従来のMacOSより取っつきやすいかもしれません。
パソコンは道具ですから、人それぞれの使い方があり、好みもあります。
人とパソコンを結ぶ、広い意味でのデザイン=インターフェイスがAquaのように楽しいのも「有り」だと思います。
そこからパソコンを通じてその人の可能性が開けることだってあるのですから。
そう思いません?


オモチャと遊んでいるうちに外はすっかり春です。
寒さもすっかり和らぎ気持ちの良い季節になりました。
一番上の小さな画像は丸の内のオフィス街に咲いていた白いチューリップ。
下の画像は藍画廊の前の桜です。
(藍画廊の入居しているビルが外装工事中で入り口が分かりずらくなっています。御迷惑をおかけしています。)
今週末はお花見でどこも賑わうでしょうね。



BACK→CONTENTS