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探偵物語(28)


前回の続きです。

河原の舞台回りを一休みして、川面を眺めていたら、同じような方がいました。
落ち着いた雰囲気で、麗しい立ち姿の雑草です。



良いですね〜。
こういう方は、好きです。
風に髪を揺らしながら、遠くを見ています。
衣装の色合と繊細な形も素敵です。
ステージを終えた、ダンサーかもしれません。

それでは、今度は視点を換えて観客を見てみましょう。
舞台があってダンサーがいる以上、観客だっているはずですから。



ギッシリ満員の客席で、目立つのは、中央の紫の君ですね。
こうやって見ると、客席も乱舞の様(さま)で、見飽きません。
色彩もとりどりで、冬の河原に、文字通り色を添えています。

次の客席に行ってみましょう。



こちらも賑やかですね。
「枯れ木も山の賑わい」という諺がありますが、あれは真実を突いていませんね。
枯れ木(枯葉)の色合は微妙に違っていて、シックでありながら、派手です。

スタンディングオーベションの様です。
観客は夫々の表現で、舞台のダンスを絶賛しているようです。

おっと、休憩時間はもう終りです。
妄想モードに入ると時間を忘れるのが、わたしの悪い癖です。
デスクワークを済ましたら、又街を這いずり回るのが探偵の生業(なりわい)です。
それでは、又。