iGallery DC

勝俣喜一展
KATSUMATA Kichi

勝俣喜一展は11点のドローイング作品で構成されています。
作品の詳細をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側、左端の作品です。
タイトル「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆)でサイズ54×38cmです。



左壁面、中央、右端の作品です。
左は「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆)54×38cm、
右は「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆、ペン)で54×32cmです。



正面壁面の作品です。
「ゆらぎ」(ワトソン紙、鉛筆)で109×78cmです。



正面壁面エアコン下の作品です。
「ポイント」(画用紙、鉛筆)で38×33cmです。



右壁面、左端の上下です。
上は「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆)で54×38cm、
下は「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆)で54×38cmです。


 


右壁面、左から2番目、3番目の作品です。
左は「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆)で54×29cm、
右は「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆)で54×38cmです。


 


右壁面、左から4番目、右端の作品です。
左は「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆)54×38cm、
右は「ゆらぎ」(画用紙、鉛筆、ペン)で54×38cmです。

「作家コメント」
僕が高校2年生の頃、僕はファッションデザイナーになりたいと思っていました。
音楽はミスターチルドレンを聞いていました。
部活もサッカー部をしていました。
しかし、
高校2年生の秋、1本の映画を見たら人生が大きく変わりました。
その映画のタイトルは「バックビート」!! 
その映画の内容はもう一人のビートルズという肩書が書いてあって、ビートルズになりそこねたスチュアート・サトクリフという画家の生涯を描いた映画でした。
それを見た時、スチュアートのキャンバスに向かって絵の具を引っ掻くような描き方に惚れ、僕は絵の道に行きたいと思い始めました。
音楽もミスターチルドレンからビートルズに移行していきます。
高校の美術部からスタートしたのですが、美術の先生が東京を見て来いと言って下さって、高校の頃立川美術学院の夏期講習、冬期講習に行きました。その時、周りの人達の絵の上手さに度肝を抜かれて、たじろいでしまいました。
しかし絵の道を決めた僕は必死に食らいついていきました。
大学は美大に行きたいと思いました。
絵が下手くそだった私は美大に落ちました。
しかし美大に行きたかったので、新聞奨学生をしながら、美大受験予備校、武蔵野美術学院に入学しました。
最初は絵が描けなかったのですが、沢山の先生のお陰で、デッサン力は上がり、2浪目の頃は絵が描けるようになりました。
「調子」という言葉がわかって以来、ぼくは調子を気にするようになりました。
今、社会人になって調子のきれいな絵を描きたいと思い、この作品達になりました。
僕の根底にあるものは、予備校時代の先生から教わった絵の基礎にあると思います。
社会人になって描き始めた絵の集大成になっている展覧会なので、楽しんでいただけたら幸いです。
よろしくお願い致します。


画用紙に鉛筆、時にペン。
いたって簡素で安価な画材です。
しかし、内容は簡素でも安価でもありません。
深い精神性を感じさせる、掠れた線と消え入りそうな線、そして大半を占める余白。
それだけなのに長い鑑賞に耐えうる強度が画面にあります。

人の内面には常に不安と孤独の影があり、他方に楽しさや喜びの響きもあります。
勝俣さんのドローイングにはそんな内面に分入って、それを鉛筆の筆致に込めた様な気配があります。
一本一本の線に息遣いを感じるからです。
線が生きているように見えるからです。

大きなドローイングは数週間の時間を要し、それ以外の小さなサイズは30分ほどで描き終える。
どちらも精神を集中し、手に任せて、鉛筆を細かく震わせる。
その間、勝俣さんの思考は休止していて、手は自在に動いている。
それはわたしの勝手な想像ですが、多分合っていると思っています。
それほどに緊張感に満ちていながら、自由なドローイングです。

ご高覧よろしくお願いします。

プライスリスト1
プライスリスト2

2012年iGallery DC個展

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勝俣喜一展
会期:2020年10月1日(木)〜10月18日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜18:00


会場アクセスと展覧会スケジュール